根管治療は何回通えば終わる?平均回数と通院の目安
千葉で回数の少ない根管治療なら陽光台ファミリー歯科クリニックへ。
根管治療(こんかんちりょう)とは、虫歯が神経まで進行した場合や、過去に治療した歯の内部で再び感染が起きた場合に行う重要な歯科治療です。
歯の中には「根管(こんかん)」と呼ばれる非常に細い管があり、その中には神経や血管が通っています。感染が広がると、激しい痛みや腫れ、最悪の場合には抜歯が必要になることもあります。
▼根管治療の流れは以下の通りです
神経や感染組織の除去
根管内の洗浄・消毒
仮封して経過を観察
必要に応じて再洗浄
最終的な薬剤の充填・封鎖
このように、非常に細かく繊細な処置を複数回にわたって行うため、1回では終わらず、通院が必要になる治療です。
根管治療の平均回数と通院期間の目安
根管治療は基本的に1回で終わる治療ではありません。
症例にもよりますが、保険診療で行う一般的な根管治療では平均して7〜8回の通院が必要です。
1回あたりの治療時間は〜30分程度。治療の間隔は保険診療のルールにより2週間ごとに設定されることが多く、治療期間は数ヶ月かかることもあります。
ただし、根管の形状が複雑だったり、感染がひどいケースでは、平均よりも治療回数がかかることも珍しくありません。
マイクロスコープ(顕微鏡)などの設備が整っている歯科医院では、より正確かつ効率的に治療が行えるため、回数が少なく済むこともあります。
根管治療が長引くのはなぜ?回数が増える原因と具体的なケースとは
根管治療が3回以上かかるのは珍しいことではありませんが、長期化するケースには明確な理由があります。
代表的な原因としては、次のようなものが挙げられます。
根管の形が複雑で処置が難しい場合
→ 奥歯や湾曲した根管では、感染部分を完全に取り除くのに複数回の治療が必要です。
感染が強く広がっている場合
→ 細菌が深く入り込んでいると、何度も洗浄・消毒を繰り返す必要があります。
再根管治療(再治療)のケース
→ 過去の詰め物や薬剤を除去する工程が加わり、通常よりも時間がかかります。
患者さん側の通院中断や仮封の脱落
→ 通院が空いてしまうと治療の効果が下がり、最初からやり直しになることもあります。
このように、歯の状態や治療環境、患者さんの通院状況によって治療回数は大きく左右されるのです。
根管治療の回数を減らすには?患者さんが気をつけたいポイント5つ
根管治療をスムーズに進め、通院回数をできるだけ少なくするためには、歯科医師の技術や設備だけでなく、患者さん自身の行動や心がけも重要です。以下のポイントを意識すると、治療が順調に進みやすくなります。
通院のスケジュールを守る
間隔が空くと細菌が再繁殖し、治療が振り出しに戻る可能性があります。
仮封が取れたらすぐに連絡する
仮封が外れると細菌が入りやすくなり、再治療が必要になることも。仮蓋が取れたときの対処法についてはこちらをご覧ください。
治療中の歯で硬いものを噛まない
歯が割れたり、詰め物が取れてしまうと治療が中断される可能性があります。
丁寧な歯磨きと口腔ケアを続ける
新たな細菌感染を防ぐことで、消毒回数の増加を防げます。
医師の説明を理解し、わからないことは質問する
治療方針をしっかり把握することで、安心して通院でき、途中中断のリスクも減ります。
ちょっとした注意と心がけで、治療回数や期間を短くできる可能性があります。
根管治療を早く終わらせるには?スムーズに完了させる5つのコツ
「できるだけ早く治したい」「何度も通いたくない」
そう思っている方にとって、根管治療を効率よく進める工夫はとても大切です。以下のポイントを意識することで、治療回数を最小限に抑えることが可能になります。
設備の整った歯科医院を選ぶ
マイクロスコープや歯科用CTがある医院では、感染箇所を正確に確認でき、治療の質とスピードが向上します。
経験豊富な歯科医師に相談する
症例数の多い医師は、複雑なケースにも的確に対応でき、無駄な治療の繰り返しを防げます。
体調管理と通院の継続を大切に
風邪などでキャンセルが続くと治療が進まず、結果的に回数が増えることになります。
初診時にしっかり相談し、通院計画を立てる
治療の見通しや通える頻度を伝えることで、医師側も計画的に治療を進めやすくなります。
口の中を清潔に保つ
日々のセルフケアが、再感染や治療の遅れを防ぐ大きな鍵になります。
少しの準備と意識で、根管治療の回数を減らし、スムーズに完了することが可能です。
1〜3回で終わる陽光台ファミリー歯科クリニックの根管治療
当院では、マイクロスコープやCT、ラバーダムを使用した成功率の高い精密根管治療を自費診療にて行っています。1回の治療時間は60〜90分、1〜3回の少ない治療回数で根管治療を終わらせることが可能です。
根管治療は、歯の神経を取って感染を除去する治療で、1回では終わらないのが一般的です。平均的な通院回数は7〜8回で、治療期間は数ヶ月かかることが多く、根管の形が複雑だったり、感染が重い場合、再治療の場合はさらに時間がかかることもあります。
治療をスムーズに進めるためには、患者さんの協力も重要で、通院を守る・口腔ケアを徹底するなどの行動が治療回数を減らすことにつながります。
また、設備や技術の整った歯科医院を選ぶことで、より短期間で質の高い治療を受けられる可能性もあります。
「何回通えば終わるんだろう…」と不安に感じる方も多いと思いますが、根管治療の豊富な知識と高い技術を持つ歯科医師による精密な治療を受けることで少ない回数で治療を終わらせることができます。
少ない回数で早く治療を終わらせたい方や質の高い治療を受けたいという方は一度当院へご相談ください。
医師紹介
理事長 渡辺 泰平(歯学博士)
資格
PERF-JAPAN講師(根管治療)
MicroPex Hygienic Laboratory講師(歯周病治療)
Karl Kaps Germany 認定講師(マイクロスコープ)
日本・アジア口腔保健支援機構 第二種感染管理者検定講師
日本顎咬合学会 認定医
認定医日本健康医療学会 認定医
日本・アジア口腔保健支援機構 第一種感染管理者
健康医療コーディネーター