よくある質問

根管治療ってどんな人がする治療ですか?

①神経のお部屋(歯髄)まで虫歯が進んでしまっている方 →虫歯が歯髄まで進んでしまった場合には、神経をとる抜髄という処置が必要になります。 根管治療が必要なのは、C3とC4

②過去に根管治療をしたけれど痛みがなくならない方や痛みが再発してしまった方

→以前、根管治療をした歯でも、歯の根っこの中(根管内)の汚れの取り残しや
銀歯などの被せ物の劣化や不適合などでできた隙間からの新たな感染により
痛みが出てしまうこともあります。
その場合には再度、根管内を綺麗にする感染根管治療を行います。

③歯茎に白いできもの(サイナストラクト)ができている方
→歯茎にニキビのような白いできものができることがあり、これをサイナストラクトと言います。
サイナストラクトは根尖に溜まった膿の出口ですので、根管治療が必要です。

サイナストラクト

根管治療には「抜髄」と「感染根管治療」の2種類があります。
そのほかにも以下のようなお悩みをお持ちの方はぜひご相談ください。抜歯をすすめられた入れ歯やインプラントは嫌という方ご自身の歯を残したい方半年以上根管治療をしている方

歯の根の治療、神経の治療ってどんな事をするんですか?

お薬や器具を使って根管内の感染した歯の神経や以前に詰めた薬などの汚れを取り除く治療です。 排水溝のヘドロ取りやえんとつ掃除のようなイメージです。 針金のような細い器具やお薬で根管内を綺麗にします。 詳しくは以下の動画をご覧ください。

暗くて狭い口の中で小さな歯の髪の毛1本ほどの太さの神経の管を治療します。
そのため、ヘドロの取り残しの確認ができません。

従来の方法は一般的に症状の改善に回数と時間がかり、多くの場合は治りません。

その結果、抜歯という選択になってしまいます。

根管治療は痛いですか?

麻酔をして治療をします。 根管治療をする前に基本的には麻酔をします。多くの方は治療中に寝ていらっしゃいますので、痛みは少ないかと思います。しかし、麻酔が効きづらい方や、お口を開けている時間が長いので顎が痛くなってしまう方もいらっしゃいます。 また、根管治療では根っこの先を触るので治療後3〜4日ほど痛みが続くこともあります。 痛みが強い場合は麻酔が効きにくいので、痛み止めを服用し炎症を落ち着かせて麻酔が効く状況にしてから治療を行います。

抜歯を勧められました。出来る限り自分の歯で生活したいのですが 諦めるしかないですか?

状況にもよりますが、残せるケースもありますのでぜひ一度ご相談ください 虫歯が大きく自分の歯があまり残っていなくて他院で抜歯と言われ、当院へ来院された方の多くが再度自分の歯で生活されています。

根管治療はどれくらい時間がかかり、どれくらい通院が必要ですか?

1回の治療時間は60〜90分で、多くの場合1〜3回で土台の治療まで終わります。 保険の根管治療は、1回の治療時間が15〜30分ほどで平均7〜8回通院することが一般的です。治療回数が多いと仮蓋が取れてしまい、根管内に唾液と共に細菌が入ってしまうというリスクがあります。当院ではそのリスクを避けるため、1回の治療で長めにお時間をいただき少ない回数で治療を終わらせます。治療後は、仮歯を入れて経過の観察をして、治癒が確認できてから精度の高い被せ物を入れます。

根管治療を何度も繰り返しています。
これからも根管治療を受け続けないといけないのでしょうか?

専門の歯科医院で診ていただくことをお勧めします 何度も根管治療をしているということは、治療が難しかったり成功率が低いということになります。根管治療に力を入れている歯科医院にご相談してみてはいかがでしょうか。

重度の虫歯があります。
近くの歯医者さんに行けば大丈夫ですか?

まずはお近くの歯医者さんやかかりつけの歯科医院を受診しましょう。 お近くの歯医者さんやかかりつけで一度診ていただき、「根管治療が必要」「抜歯を勧められた」ということなら、根管治療に力を入れている歯科医院を受診しセカンドオピニオンを行うことをお勧めします。

自費診療と保険診療の違いはなんですか?

使っている材料や薬剤、治療時間、成功率が違います。 治療に使う器具や材料や根管内に入れるお薬(根管充填材)、1回の治療時間、治療の成功率が保険診療とは大きく違います。厚生労働省によると保険診療で行う根管治療の半数以上が失敗となっていると報告されています。自費診療では抜髄(神経をとる治療)で90%、再治療70〜80%の成功率と言われています。 日本と北米の根管治療の違い 日本と北米の根管治療の違い

保険の
根管治療

歯を残すため
の根管治療

治療

裸眼

拡大視野

治療器具

ステンレス 
堅い針金

本来の根の形を壊しヘドロの取り残しが起きやすい

Ni-Ti 
形状記憶の柔らかい針金

本来の根の形を壊しづらい

仮蓋

唾液・細菌の侵入しやすい仮フタ

唾液・細菌の入らない仮フタ

根管充填材

(根の中に詰める薬)

最後に詰める薬

将来的に劣化収縮する薬

抗菌性のある劣化しづらく体と相性の良い薬

ラバーダム・隔壁

ラバーダム・隔壁

(唾液が歯に入らないようにする壁)

なし

ラバーダム・隔壁あり

根管洗浄で使う消毒液

ホルマリン(アメリカでは使用禁止)

NaCl+H₂O₂

(過去に世界で使われていたが、現在は効果が薄いので使用されなくなっている。)

水酸化カルシウム(人体に無害)

NaCl+EDTA(世界基準)

治療時間・治療回数

治療時間 15~30分 5~6回

60~90分 1~3回

成功率

成功率 50%以下

抜髄 90%以上

再治療 70~80%

実際費用はどのくらいかかるものでしょうか?

治療部位や状態によって異なりますが、1本の歯につき 根管治療15万円+被せ物15万円=30万円(税別) が当院では基本となります インプラントは1本の歯で40万円以上かかりますので、ご自身の歯を残せた方が費用は安く、価値は高いと考えています。

根管治療を得意としている歯医者の見つけ方は?

・自費診療で根管治療を行なっている ・治療前にしっかりとカウンセリングを行なっている ・CTがある ・ラバーダムシートを使っている ・マイクロスコープを使って治療をしている

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