千葉で成功率の高い根管治療なら陽光台ファミリー歯科クリニックへお任せください。

根管治療を受ける患者さんから「なぜこんなにレントゲンを撮るのですか?」という質問をよくいただきます。根管治療において、レントゲン撮影は治療の成功を左右する極めて重要な検査です。

歯の根の中(根管)は非常に細く複雑な構造をしており、肉眼では確認できない部分がほとんどです。

細かく枝分かれした根管

レントゲン撮影により、根管の形状、長さ、湾曲度、感染の広がり、治療の進行状況を正確に把握することができます。これらの情報なしに根管治療を行うことは、暗闇の中で精密作業を行うようなものです。

特に、根管の先端部分(根尖部)の状態や、隣接する骨の状況は、レントゲンでしか確認できません。適切な診断と治療計画の立案には、質の高いレントゲン画像が不可欠なのです。

根管治療で行うレントゲン撮影の種類とタイミング

根管治療では、治療の各段階で異なる目的のレントゲン撮影を行います。主なタイミングと目的は以下の通りです。
初診時のレントゲン撮影では、歯の根の数、形状、感染の程度を把握し、治療の難易度を評価します。パノラマX線写真で全体像を、デンタルX線写真で詳細を確認します。

レントゲン


根管治療中のレントゲン撮影では、治療器具の到達度確認、根管の清掃状況、薬剤の充填状況をチェックします。特に根管の長さを測定する際は、精密な撮影が必要です。
治療終了時のレントゲン撮影では、根管充填の完成度、気泡の有無、充填材の適切な位置を確認します。この段階での撮影結果が、治療の成功を左右することも少なくありません。

経過観察のレントゲン撮影では、治療後の治癒状況、再感染の有無、骨の再生状況を定期的に確認します。通常、3ヶ月、6ヶ月、1年後に撮影を行います。

 

レントゲン撮影の安全性と被曝量について

患者さんが最も心配されるのが、レントゲン撮影による放射線被曝です。歯科用レントゲンの被曝量は、日常生活で受ける自然放射線と比較して非常に少ないことをご理解ください。

歯科用レントゲン被曝量

CT撮影の場合でも、医科用CTと比較して歯科用コーンビームCTの被曝量は大幅に少なく、より安全性の高い検査となっています。
現代の歯科用X線装置は、被曝量を最小限に抑える技術が導入されており、デジタル撮影により従来のフィルム撮影と比較して被曝量が約1/2-1/3に削減されています。

 

患者さんがレントゲン撮影で気をつけるべきポイント

レントゲン撮影をより安全で効果的に行うために、患者さんにお願いしたいポイントがいくつかあります。
撮影前の準備として、金属製のアクセサリー(ネックレス、ピアス、入れ歯など)は必ず外してください。これらが映り込むと、正確な診断の妨げとなります。


撮影中の注意点では、撮影時は動かないようにお願いします。わずかな動きでも画像がぶれ、再撮影が必要になることがあります。また、撮影装置を噛む際は、歯科医師の指示に従って正しい位置に合わせてください。
妊娠の可能性がある方は、事前に必ずお知らせください。妊娠初期は特に注意が必要で、緊急性がない限り撮影を延期することがあります。妊婦さんの根管治療について詳しくはこちらをご覧下さい。
過去のレントゲン写真をお持ちの場合は、ぜひご持参ください。過去の状態と比較することで、より正確な診断が可能になります。

 

根管治療の成功率を高めるレントゲンの活用法

最新の歯科用画像診断技術の進歩により、根管治療の成功率は大幅に向上しています。効果的なレントゲン活用により、治療の精度を高めることができます。
3次元画像診断(CBCT)の活用により、従来の2次元画像では見えなかった根管の立体的な構造を把握できます。複雑な根管形態や、見落としがちな根管の発見に威力を発揮します。

レントゲンとCT
マイクロスコープとの併用では、レントゲン画像で得た情報をもとに、マイクロスコープで直視下での精密な治療を行います。この組み合わせにより、治療の成功率は向上しています。

根管治療中
デジタル画像処理技術により、撮影した画像の拡大、コントラスト調整、測定機能を活用して、より詳細な診断が可能になりました。
治療計画の立案では、複数の角度から撮影したレントゲン画像を総合的に分析し、最適な治療方法を選択します。患者さんにも画像をお見せしながら、治療内容をわかりやすく説明いたします。

根管治療におけるレントゲン撮影は、治療の成功に不可欠な検査です。被曝量は日常生活で受ける自然放射線と比較して非常に少なく、現代の技術により安全性は大幅に向上しています。
患者さんには、レントゲン撮影の必要性をご理解いただき、撮影時のご協力をお願いいたします。正確な診断と適切な治療により、大切な歯を長期間保存することが可能になります。

レントゲン
根管治療に関するご質問やご不安がございましたら、遠慮なく当院へお尋ねください。患者さんお一人おひとりの状況に応じて、最適な治療方法をご提案いたします。初めての方はLINEまたははお電話(0438-38-4854)からご予約ができます。

 

医師紹介

理事長 渡辺 泰平(歯学博士)

資格

PERF-JAPAN講師(根管治療)

MicroPe​x Hygienic Laboratory講師(歯周病治療)

Karl Kaps Germany 認定講師(マイクロスコープ)

日本・アジア口腔保健支援機構 第二種感染管理者検定講師

日本顎咬合学会 認定医

日本アンチエイジング歯科学会

認定医日本健康医療学会 認定医

日本・アジア口腔保健支援機構 第一種感染管理者

健康医療コーディネーター

 

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