根管治療で膿を出す方法について
千葉県でマイクロスコープを使用した精密根管治療をしている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニック🦷です。
先週のブログで、セブンイレブンで買ったうさぎのピザまんの顔がシワシワだった😭というお話をしました。リベンジを兼ねて今日はちいかわのあんまんを買ってみました。
…シワシワでした😭笑
これはこれで可愛いし美味しかったので良しとします^ ^笑
本日は「根管治療と膿」についてです。根管治療が失敗している際の症状の一つとして、膿が出てくることがあります。根管治療の失敗のサインについてはこちら。
根管内の細菌が取り除けていないのが主な原因で、この細菌をいかにゼロに近づけることができるかが根管治療の成功の鍵となります。
根管治療で膿が出る理由
根管治療を行っても、膿が出続ける、治療後に膿が出てくることもあります。これは以下のような原因が考えられます。
・感染が根管以外にも広がっている
根管だけでなく、根管の外まで感染が広がっている可能性があります。
・根管内の感染が完全に取り除けていない
複雑な根管形態や細菌の侵入により、根管内の感染が完全に取り除けていないことがあります。
・根管充填が不完全
根管充填や被せ物に隙間があると、そこから細菌が侵入し、感染が続く可能性があります。
こういった原因により、治療を行っても膿が出続けることがあるのです。
膿が出る場合の対処法
膿が出続ける場合は、原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です。
1. 感染が広がっている場合
感染が根管以外にも広がっている場合は、外科的処置が必要になることがあります。
外科的歯内療法についての動画⏬※術中の映像が映りますので、苦手な方はご注意ください
2. 根管内の感染が取り除けていない場合
根管の形態が複雑だったり、細菌が深部に侵入していたりすると、根管内の感染を完全に取り除けていないことがあります。
再根管治療 – 再根管治療をして根尖までしっかりと洗浄をします。
3. 根管充填が不完全な場合
根管充填に隙間があると、そこから細菌が侵入し続ける可能性があります。
再根管治療 – 根管内に充填された薬を一度取り除き、しっかり洗浄をして隙間のないよう再度根管充填を治療を行います。
膿が出なくなるまでの期間
根管治療で膿が出続ける場合、適切な対処を行えば、通常1~2週間程度で膿が出なくなります。 ただし、感染が広範囲に広がっていたり、根管の形態が複雑な場合は、それ以上の期間を要することもあります。 定期的な経過観察を行い、膿の消失を確認することが大切です。
根管治療後の注意点
根管治療を受けた歯は、もともとの健康な歯に比べ脆弱になります。 そのため、以下のような点に気をつける必要があります。
・強い力がかからないよう気をつける
・噛み合わせに違和感がないか確認する
・定期的な検診を受ける
適切な予防処置を行えば、根管治療を受けた歯でも長期的に問題なく使えるはずです。
まとめ
根管内の膿を出すためには、根管治療を適切に行うことが何より重要です。感染した組織を徹底的に取り除き、根管内を完全に消毒することが肝心です。
また、根管の封鎖が不完全だと再感染を招くため、根管充填も丁寧に行う必要があります。根管の形態が複雑な場合は、根管治療を得意としている歯医者に相談しましょう。
さらに、術後の適切なケアも大切です。処置後は痛みや腫れがある可能性があるため、薬の服用などを歯科医師の指示に従いましょう。