歯の神経治療にかかる時間は?回数と期間を解説
千葉で治療回数の少ない歯の神経治療をしている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです。
歯の神経治療(根管治療)は、虫歯が進行して歯の神経(歯髄)まで達した場合や、外傷によって神経が損傷した場合に行われる治療です。この治療は、感染した神経を取り除き、根管内を清掃・消毒して、再感染を防ぐために根管を封鎖する一連の処置を指します。
基本的な治療の流れは以下の通りです:
1. 局所麻酔の実施
2. 神経の除去(抜髄)
3. 根管の清掃・拡大
4. 根管内の消毒・殺菌
5. 根管充填(根管を材料で封鎖)
6. 土台の作製と被せ物の装着
この治療は歯を保存するための重要な処置であり、適切に行われれば、抜歯を避けて天然歯を長期間維持することが可能です。根管治療の流れについて詳しくはこちらをご覧ください。
1回の治療時間の目安と回数、期間
歯の神経治療における1回あたりの治療時間は、処置内容によって異なります。
治療時間は歯の位置や根管の数、感染の程度によって大きく左右されます。前歯は比較的短時間で済みますが、奥歯の場合は根管が複数あるため、より多くの時間を要します。
保険診療で行われる一般的な根管治療では、1回の治療時間は15〜30分、治療回数は7〜8回が平均です。
治療の間隔は通常約2週間空けて行われます。これは、根管内の消毒効果を確認し、症状の改善を待つためです。急性症状がある場合は、より頻繁な通院が必要になることもあります。
また、根管治療完了後は、土台の作製と被せ物の装着で追加2-3回の通院が必要になります。トータルでは、治療開始から完了まで数ヶ月を見込んでおくことが重要です。
治療時間に影響する要因
歯の神経治療の時間と回数に影響する主な要因をご説明します。
歯の位置と根管の数
– 前歯:1本の根管(治療時間短い)
– 前から4、5番目の歯:1-2本の根管(中程度)
– 奥歯:3-4本の根管(治療時間長い)
感染の程度
– 急性期の感染:炎症のコントロールに時間を要する
– 慢性感染:根管内の完全な清掃が必要
– 根尖病変:治癒に時間がかかる
根管の形態
– 複雑な根管形態:清掃が困難で時間がかかる
– 石灰化:器具の通過が困難
– 湾曲根管:慎重な処置が必要
患者さんの要因
– 開口量の制限:処置が困難になる
– 全身状態:長時間の治療が困難な場合
これらの要因を事前に評価し、適切な治療計画を立てることで、効率的な治療を行うことができます。
治療を早く終わらせるためのポイント
より確実で効率的な根管治療を受けるために、自費診療での根管治療を選択することをおすすめします。
自費診療の根管治療の特徴
治療時間の確保:1回90-120分の十分な治療時間
最新設備の使用:マイクロスコープ、CT、ニッケルチタンファイル
高品質な材料:生体親和性の高い根管充填材
専門医による治療:根管治療専門医が担当
治療期間の短縮効果
保険診療:7-8回の通院が必要
自費診療:2-3回で完了することが多い
1回の治療で複数の根管を同時処理
精密な診断による治療計画の最適化
成功率と予後
保険診療:40%の成功率
自費診療:70-95%の成功率
再治療のリスク軽減
長期的な歯の保存が可能
費用対効果
初期費用:1本あたり10-20万円
通院回数の削減:時間的コストの軽減
再治療リスクの低減:長期的な医療費削減
歯の寿命延長:抜歯・インプラントの回避
自費診療の根管治療は、短期間での治療完了と高い成功率を実現し、患者さんの負担軽減と歯の長期保存を可能にします。
当院では、自費診療にて成功率の高い根管治療を提供しています。少ない回数で治療を終わらせたい、質の高い治療を受けて歯を長持ちさせたいという方は当院へご相談ください。LINEまたははお電話(0438-38-4854)からご予約ができます。お気軽にご相談ください。
歯の神経治療は、1回15-30分の治療を7-8回行い、全体で数ヶ月の期間を要する重要な治療です。治療時間は歯の位置、根管の数、感染の程度によって大きく左右されます。
保険診療では前歯なら比較的短期間で済みますが、奥歯の場合は複数の根管があるため、より多くの時間と回数が必要になります。一方、自費診療の根管治療では、最新設備と十分な治療時間により、2-3回で治療完了することが多く、成功率も70-95%と高い水準を実現できます。
治療方法の選択は、患者さんの状況やご希望に応じて決定されるべきものです。痛みや腫れなどの症状がある場合は、早めに歯科医師に相談し、最適な治療計画について相談することをお勧めします。神経治療は歯を保存するための大切な治療ですので、納得のいく治療を受けることが重要です。
医師紹介
理事長 渡辺 泰平(歯学博士)
資格
PERF-JAPAN講師(根管治療)
MicroPex Hygienic Laboratory講師(歯周病治療)
Karl Kaps Germany 認定講師(マイクロスコープ)
日本・アジア口腔保健支援機構 第二種感染管理者検定講師
日本顎咬合学会 認定医
認定医日本健康医療学会 認定医
日本・アジア口腔保健支援機構 第一種感染管理者
健康医療コーディネーター