根管治療中の痛みは異常?適切な対応と痛みを軽減する方法
みなさんこんにちは🦷千葉でマイクロスコープを使用した痛みの少ない精密根管治療をしている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです。
本日は、根管治療中に感じる痛みの原因と痛みを抑えて根管治療をするための歯医者選びのポイントについて詳しく解説していきます。
根管治療中に痛みを感じる原因
根管治療とは?痛みを取るための治療なのに痛い?
根管治療(一般的に「神経を取る治療」と呼ばれるもの)は、虫歯が深く進行して歯の神経まで達してしまった場合や、歯の神経が感染・炎症を起こしている場合に行われる重要な治療です。本来、この治療は激しい歯の痛みを取り除くためのものであり、適切な麻酔下では治療中の痛みを感じないはずです。しかし、治療中に何らかの不快感や痛みを感じることがあります。
根管治療の流れと痛みを感じやすいタイミング
麻酔注射:治療開始時の麻酔注射自体が痛みを伴うことがあります。
歯の削開:歯の神経がある根管(歯の根の中の管)にアクセスするために歯を削る際に痛みを感じることがあります。
根管形成:専用の器具(ファイル)を使って神経や感染組織を除去する際に痛みを感じることがあります。
根管洗浄:次亜塩素酸ナトリウムなどの洗浄液で根管内を洗浄する際に痛みを感じることがあります。
根管充填:最終的に根管充填材で密閉する際には、通常痛みはありませんが、根管の先に炎症がある場合は圧力で痛みを感じることもあります。
根管治療中に痛みを感じる4つの主な原因
炎症による麻酔効果の低下
炎症がある場合は、麻酔薬の効果が十分に発揮されないことがあります。特に急性炎症(強い痛みを伴う状態)がある場合、通常の麻酔量では完全に痛みをブロックできないことがあります。
心理的要因の影響
歯科治療への不安や恐怖心が強いと、実際の刺激以上に痛みを強く感じることがあります。過去の痛みの経験が影響していることも少なくありません。
感染の広がりと周囲組織の炎症
根尖(歯の根の先端)を超えて感染が広がっている場合、その部分は歯の外の組織であるため通常の麻酔法では効きにくく、器具が触れると痛みを感じることがあります。また、周囲の骨や歯肉に炎症が及んでいる場合も痛みの原因になります。
根管治療中の軽度の不快感や痛みは、必ずしも異常というわけではありませんが、耐えられないほどの痛みを感じる場合は、必ず歯科医師に伝えることが重要です。適切な対応により、多くの場合、痛みを最小限に抑えながら治療を進めることが可能です。
根管治療中の痛みは異常なのか
根管治療は「痛い治療」というイメージがありますが、実は適切な麻酔と処置が行われていれば、基本的に痛みを感じるべきではありません。麻酔が効いている状態では、圧迫感や振動、器具が動く感覚はあっても、鋭い痛みを感じることはないはずです。多くの歯科医院では、患者さんの痛みに配慮した治療を心がけています。
通常の不快感と異常な痛みの見分け方
根管治療中に感じる感覚には、正常な範囲内のものと、対処が必要な異常な痛みがあります。
正常な感覚(我慢できる範囲)
・麻酔注射時の一時的な痛み
・器具操作時の軽い圧迫感や違和感
・治療中のわずかな不快感
・治療後の軽度の鈍痛や違和感
異常な痛み(我慢すべきでない)
・麻酔後も続く鋭い痛み
・治療中の電気が走るような激痛
・根管洗浄時の激しい痛みやしびれ
・治療後の増強する痛みや拍動痛
・腫れや発熱を伴う痛み
根管治療中の痛みを軽減する方法
治療前の準備
事前の服薬
治療前に鎮痛剤を服用することで、治療中の痛みを軽減できることがあります。ただし、必ず歯科医師に相談の上で服用してください。
不安の軽減
治療への不安が強い場合は、事前にリラクゼーション法を練習することも有効です。
治療計画の理解
どのような手順で治療が進むか、どのタイミングで不快感があるかを事前に理解しておくことで、心の準備ができます。
歯科医師への効果的な痛みの伝え方
サインの決定
治療前に、痛みを感じた時の合図(手を挙げるなど)を歯科医師と決めておきましょう。
正直に伝える
痛みを我慢せず、感じたままを正直に伝えることが大切です。痛みの情報は治療方針の決定にも役立ちます。
治療中の緊張緩和テクニック
腹式呼吸法
ゆっくりと深呼吸をすることで、自律神経を安定させ、痛みの閾値を上げる効果があります。お腹を膨らませるように息を吸い、ゆっくりと吐き出します。
注意の転換
治療中に、リラックスできる情景を想像したりすることで、治療への意識を逸らすことができます。
筋肉のリラクゼーション
体の各部位の筋肉を意識的に緊張させた後、ゆっくりと弛緩させることで、全身の緊張を解消します。特に肩や首の緊張を解くことが効果的です。
根管治療の痛みを軽減する最新技術と選ぶべき歯科医院
痛みを軽減する最新の根管治療技術
根管治療の痛みを軽減するために、様々な技術革新が進んでいます。
電動式根管治療器具
従来の手用ファイルに比べ、電動式のニッケルチタンファイルは、より効率的かつ低刺激で根管形成が可能です。特に湾曲した根管での器具の破折リスクが低減され、治療時間も短縮できます。
歯科用マイクロスコープの活用
高倍率の歯科用マイクロスコープを使用することで、肉眼では見えない微細な根管口や亀裂を確認できます。これにより、見落としによる治療後の痛みを防ぐことができます。
超音波を用いた根管洗浄
超音波活性化洗浄システムを使用することで、複雑な根管形態でも効果的に洗浄・消毒が可能になり、残存する感染組織を効率的に除去できます。
レーザーを用いた根管治療
特定の波長のレーザーを用いることで、根管内の細菌を効果的に殺菌しつつ、周囲組織への刺激を最小限に抑えることができます。
コンピューター制御の麻酔システム
一定の速度と圧力で麻酔薬を注入するコンピューター制御システムにより、麻酔時の痛みを大幅に軽減できます。
当院では、上記すべてを使用して痛みが少なく質の高い根管治療を行なっております。
痛みに配慮した歯科医院の特徴
痛みに配慮した根管治療を受けるためには、以下のような特徴を持つ歯科医院を選ぶことが重要です。
専門性の高さ
歯内療法(根管治療)を専門とする歯科医師や、日本歯内療法学会認定医などの資格を持つ医師がいる医院は、専門的な知識と技術を持っています。
最新設備の導入
歯科用マイクロスコープやCBCT(歯科用コーンビームCT)など、精密な診断・治療が可能な設備を導入している医院は、より正確な治療が期待できます。
患者の痛みへの配慮
治療前の丁寧な説明や、痛みへの対応方針を明確にしている医院は、患者の痛みに対する配慮が高い傾向にあります。
十分な治療時間の確保
一回の治療に十分な時間を確保している医院は、急いで治療を進めることなく、丁寧な処置が可能です。
緊急時の対応体制
治療後に痛みが出た場合の緊急連絡先や対応方針が明確な医院は、安心して治療を受けられます。
セカンドオピニオンを検討すべき状況
以下のような状況では、別の歯科医師のセカンドオピニオンを検討することも選択肢の一つです。
繰り返す治療と痛み
同じ歯に対して根管治療を複数回行っているにもかかわらず、痛みが改善しない場合。
疑問や不安が解消されない
治療内容や痛みの原因について十分な説明がなく、不安が解消されない場合。
予想外の合併症
治療後に予想外の症状(しびれ、味覚障害など)が生じた場合。
外科的対応の提案
根管治療後に根尖切除術などの外科的処置を提案された場合は、その必要性について別の意見を聞くことも検討してみましょう。
根管治療のセカンドオピニオンについてはこちらのブログで詳しく解説しています。
何度も根管治療を繰り返している、根管治療をしたのに痛みがなくならない、抜歯と言われたけれど歯を抜きたくないという方は当院へ一度ご相談ください。
初めての方はLINEまたははお電話(0438-38-4854)からご予約ができます。
医師紹介
理事長 渡辺 泰平(歯学博士)
資格
PERF-JAPAN講師(根管治療)
MicroPex Hygienic Laboratory講師(歯周病治療)
Karl Kaps Germany 認定講師(マイクロスコープ)
日本・アジア口腔保健支援機構 第二種感染管理者検定講師
日本顎咬合学会 認定医
認定医日本健康医療学会 認定医
日本・アジア口腔保健支援機構 第一種感染管理者
健康医療コーディネーター