こんにちは。千葉県で成功率の高い根管治療をしている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニック🦷です。

1月も半分が経ちました。早いですね💦2月に向かって寒い日が続きます。インフルエンザも流行っていますので、手洗いとマスクをしてしっかり予防しましょう!

感染対策

 

さて本日は、「根管治療と矯正治療」がテーマです。この二つの治療は、それぞれ目的が異なる治療ですが、ともにお口の健康を保つために不可欠な治療です。根管治療と矯正治療を同時に進めなければならないこともあるかと思いますが、2つの治療を同時に行うことができるのでしょうか?根管治療と矯正治療を同時に進める際の注意点や利点など詳しく説明します。

根管治療とは

根管治療は、虫歯がひどく進行し、歯の神経にまで達してしまった場合や外傷によって神経が死んでしまった場合に行われる治療で、歯の根っこ(根管)の中にある神経や感染を取り除くことで歯を保存します。放置すると炎症が広がり、最終的には抜歯が必要になることもあります。

根管治療

治療の流れ

診断と計画立案
症状の確認やレントゲン撮影を通じて、感染の状態や根管の形状を把握します。

麻酔・虫歯の除去
痛みを軽減するために麻酔を行い、虫歯を除去します。

感染組織の除去
専用の器具で根管内の感染した組織を取り除き、消毒、洗浄を行います。

根管の成形と封鎖
根管の形を整えた後、ガッタパーチャと呼ばれるお薬などで根管内を密閉します。

最終的な修復
被せ物を入れることで、噛むという歯の機能性を取り戻します。

根管治療の流れについて詳しくはこちら

根管治療のメリットとデメリット

メリット

・歯を残すことで噛むという歯の機能を維持できます

・歯を失わないことで、周囲の歯にかかる負担を軽減します

デメリット

・治療には技術と時間が必要なため、費用がかかることがあります

・保険診療で行う一般的な根管治療は成功率が20〜40%ととても低く、再治療が必要となることがあります

 

矯正治療とは

矯正治療は、歯並びや噛み合わせを整えることで、正しい噛み合わせや綺麗な歯並びを作る治療です。見た目の改善のみならず、噛む力を全ての歯に分散させること、歯並びを直すことで歯磨きがしやすくなりお口の中を衛生的に保つ効果もあります。

矯正治療

治療の流れ

初診と相談
患者さんのご希望と検査結果を元に、治療方針を計画します。

診断用資料の採得
写真や模型、レントゲンを用いて詳細な診断を行います。

治療計画の提案
患者さんに最適な治療方針や装置について説明し、同意を得ます。

矯正装置の装着
ワイヤー矯正で使用するブラケットやマウスピースなどの矯正装置を装着し、力を加えて徐々に歯を動かします。

調整とフォローアップ
定期的に装置の調整を行い、進行状況を確認します。

治療終了と保定
装置を外し、歯が元の位置に動かないようにリテーナーと呼ばれる固定装置で現状を保持します。

矯正治療のメリットとデメリット

メリット

・歯並びが改善され、口元の審美性が向上します

・噛み合わせが改善されることで歯や顎関節への負担が減少します

・ブラッシングがしやすくなり虫歯や歯周病の予防につながります

デメリット

・治療期間が長くなることがあります

・装置による不快感が強かったり清掃の困難さから口腔ケアが難しくなる場合があります

・自費診療なので治療費がかかります

 

根管治療と矯正治療の同時進行

根管治療と矯正治療が同時に必要となることがあり、2つの治療法を併用するケースも存在します。例えば、歯の位置を矯正している最中に歯髄の感染が見つかった場合には、まず根管治療を行い、その上で矯正治療を進めることが一般的です。

根管治療と矯正治療を同時に行う際のポイント

タイミングの調整
感染が広がるのを防ぐため、根管治療は優先的に行うことがほとんどです。

治療計画の一貫性
矯正の過程で歯の位置を変えるため、根管治療後の修復計画を柔軟に対応する必要があります。

チーム医療の重要性
根管治療と矯正治療を担当する歯科医師同士が連携を取りながら治療を進めることが重要です。

医師 チーム

 

根管治療と矯正治療は、治療の進め方は異なりますが、どちらも大切な歯を保存するために欠かせない治療です。基本的には、虫歯治療など緊急性の高いものから治療をしてから矯正治療を行いますが、矯正治療中に何かしらの影響で歯の神経が死んでしまうことも考えられます。その際は、矯正治療中でも根管治療を行うことが可能です。しかし、歯科医師それぞれで治療の計画は異なりますので、担当の歯科医師に相談しましょう。

陽光台ファミリー歯科クリニック