保険適用外の根管治療の費用と抜歯をした場合の選択肢
こんにちは。千葉県で保険外診療の根管治療を行なっている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです。
前にこちらのブログで滅菌関係の資格のために講義を受けているとお話させていただきましたが、無事に合格して「第2種滅菌技士」という資格を取得しました。滅菌技士は、名前の通り医療機器の滅菌に関する資格で歯科だけでなく大きな病院での滅菌供給について幅広く知識を身につけることができました。医療現場における滅菌は患者さんの安心安全に直結します。今回滅菌技士の資格を取得したことで患者さんにより良い医療を提供するお手伝いができたらと思います。認定証は来年に届くようなので楽しみです😊
本日は前々回のブログに続いて「保険適用外の根管治療の費用と抜歯をした場合の選択肢」がテーマです。
根管治療は、歯の内部にある神経や血管を取り除き、歯を残すための治療です。当院では、保険外診療でのみ根管治療を行なっています。
本記事では、保険適用外の根管治療の費用と、根管治療をせずに抜歯をした後の選択肢について詳しく説明します。根管治療の目的や流れ、保険適用外の場合の費用、さらには自費での治療を選ぶメリットやデメリットなどを解説していきます。
根管治療とは
根管治療とは、歯の内部にある神経や血管を取り除く治療です。歯の神経が露出したり、虫歯が歯の神経まで感染した場合に行われます。
具体的な治療の流れは以下の通りです。
1.麻酔をして、歯の表面に小さな穴を開ける
2.歯の内部にある神経や血管を取り除く
3.薬剤で歯の根っこ(根管)の洗浄
4.根管に薬を詰めて蓋をする
根管治療により感染した歯を抜かずに残すことができ、審美性や咀嚼機能の維持につながります。
保険適用外の根管治療の費用
根管治療は保険診療で行うことができます。しかし、治療の成功率の観点から当院では保険診療の根管治療は行なっていません。詳しくはこちらのページをご覧ください。
当院での根管治療の費用は、1本 ¥150,000(税別)ですが、これは代表的な費用で患者さんの状態によって異なります。
保険適用外の根管治療を選ぶメリット
保険適用外の根管治療にはいくつかのメリットがあります。
①歯を保存できる:抜歯せずに歯を残せるため、咀嚼機能や審美性を維持できます。
②治療回数が少ない:当院での根管治療は1〜3回で終わることがほとんどです。保険診療では7〜8回が平均と言われています。
③QOLの向上:歯を失わずに済むため、食事や会話などの日常生活の質が維持できます。
つまり、根管治療を選ぶことで、抜歯した場合に生じる様々な不便さを回避できるのです。
抜歯後の選択肢
保険適用外の根管治療をせずに抜歯を選択した場合、その後以下の治療が必要となります。
①抜歯して入れ歯
②抜歯してブリッジ
③抜歯してインプラント
抜歯して入れ歯
根管治療の代替として、抜歯してから入れ歯を選ぶ方法もあります。
入れ歯は、抜歯した歯の代替として使用されます。ただし、咀嚼機能や審美性が根管治療ほど良くないのが特徴です。
また、入れ歯は経年劣化するため、定期的な調整や新しい入れ歯の作成が必要になります。そのため、長期的な維持費用も考慮する必要があります。
抜歯してブリッジ
入れ歯に比べると見た目が自然です。
両隣の歯を削る必要があるため、健康な歯を削らなければいけないというデメリットがあります。被せ物が繋がっているので歯間ブラシを使った毎日のケアが欠かせません。
抜歯してインプラント
抜歯した後、インプラントを選ぶ方法もあります。インプラントは、天然の歯と近い機能と見た目を再現できます。
インプラントの費用は、1本あたり300,000円〜500,000円です。骨造成や補助処置が必要な場合、さらに追加で費用がかかることがあります。
インプラントは、他の歯を守るためには理想的な治療法と言えます。しかし、ケアが重要なことと費用が高額になるのが難点です。
また、インプラント治療には一定のリスクもあり、専門性の高い技術が必要とされます。そのため、適切な医院を選ぶことも重要です。
保険適用外の根管治療は、費用がかかる一方で、歯を保存できるという最大のメリットがあります。当院では歯の価値はとても高いと考えています。大切な歯を守ることで、お食事や機能面を保つことができます。
他の歯科医院で抜歯と言われた方も当院では残せるかもしれません。ご自身の歯を守りたい方はぜひ当院へご相談ください。