妊婦さんのための根管治療ガイドライン
こんにちは❄️千葉県で世界基準の根管治療をしている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです。
先ほど髪を切ってきました💇♀️なんと昨年の8月ぶりの美容室でした笑 数センチ切っただけですが、傷んでいた毛先がなくなって良い感じです👍
さて本日は、妊婦さんの根管治療がテーマです。妊娠中は、ホルモンバランスや食生活の変化などから、歯のトラブルが起こりやすくなります。
しかし、「妊娠中に根管治療を受けても大丈夫なのだろうか?」「お腹の赤ちゃんへの影響は?」と不安に感じ治療を受けることを躊躇する妊婦さんも多いのではないでしょうか。特に、根管治療のような専門的な処置について不安を感じますよね。この記事では、妊娠中の根管治療について、安全性や注意点などを詳しく解説します。安心して治療を受けられるよう、正しい知識を身につけていきましょう。
妊婦さんが根管治療を受ける際の注意点
妊娠期間と治療のタイミング
妊娠中でも根管治療は可能です。ただし、根管治療に限らず歯科治療は、安定期である妊娠中期に行うのが一般的です。
もちろん、激しい痛みがある場合は、妊娠初期や後期であっても応急処置を行うことができます。歯科医師は母子の安全を第一に考え、適切な処置を行いますので、我慢せずに相談しましょう。
放射線の影響
根管治療では、対象となる歯を正確に診断・治療するためにX線撮影が必要です。妊娠中の放射線被ばくは懸念されるところですが、現代の放射線機器は非常に低線量であり、加えて鉛エプロンを使用することで胎児への影響を最小限に抑えることができます。しかし、それでも大切なお腹の中の赤ちゃんを思うお母さんの気持ちは十分わかります。心配な場合は、事前に歯科医師と相談してください。
麻酔
妊娠中の麻酔はお腹の中の赤ちゃんへの影響を懸念するかもしれませんが、局所麻酔は一般に問題ないとされています。根管治療で必要とされる局所麻酔は妊婦さんとお腹の赤ちゃんにとって安全なものであり、痛みを取り除くためにも重要です。歯科で使用する麻酔(キシロカイン)は、無痛分娩にも使用されています。麻酔は2〜3時間ほどで切れることがほとんどです。
お薬
治療後に抗生物質や痛み止めが処方されることがあります。当院では、消炎鎮痛剤(痛み止め)はカロナール、抗生剤はセフェム系のフロモックスを処方しています。どちらも妊娠中・授乳中に服用できるお薬です。
感染とそのリスク
感染した歯を放置すると、お母さんだけでなくお腹の中の赤ちゃん悪影響を及ぼす可能性があります。感染が全身に波及すると早産のリスクも増加するため、適切な治療を受けることが望ましいです。
妊婦さんが根管治療を受ける際のポイント
妊婦が根管治療を受ける際には、いくつかの注意事項があります。以下にまとめますので、治療を検討する際の参考にしてください。
歯科医師への情報提供
最も重要なことは、妊娠中であることを歯科医師に伝えることです。歯科医師はこの情報をもとに治療計画を立てるため、重要な情報となります。また、妊娠週数やこれまでの妊娠経過、既往症についても詳しく伝えましょう。
体調の良い日を選ぶ
つわりがひどい時や体調が優れない時は、無理をしないようにしましょう。
定期的な歯科検診
妊娠中は定期的に歯科検診を受けることが望ましいです。問題を早期に発見できれば、大きな治療を避けることができるかもしれません。また、定期的な検診を受けることで、歯の健康を維持しやすくなります。お母さんのお口の中を清潔に保つことは、お子さんの健康にも繋がります。
また、根管治療が終わっても定期的な検診、メンテナンスを受けることでお口の健康を保つことができます。
生活習慣の見直し
妊娠中の口腔ケアも特別な注意が必要です。砂糖の過剰摂取を控える、適切なブラッシング、フロス、洗口液の使用など基本的な口腔ケアを徹底しましょう。これにより虫歯や歯周病のリスクを低減することができます。
妊婦さんにとって、根管治療に限らず歯科治療は不安ですよね。適切なタイミングで適切な処置を受けることでお母さんだけでなく生まれてくる赤ちゃんを守ることに繋がります。ただし無理はしないよう、ご自身の体調やタイミングをみて治療を受けるようにしましょう。