根管治療で痛いのはなぜ?その原因と対処法を解説
こんにちは!千葉県木更津市で根管治療を得意とする歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニック🦷です。
11月11日(日)は木更津市を代表するアクアラインの上を走る、アクアラインマラソンが開催されました🏃
約1万7千人の方が参加されたそうです!参加された方々いかがでしたか?日差しがたくさん!とまではいえませんでしたが、雨は降らなくてよかったです^^
私は学生の頃は走るのが得意で陸上大会や駅伝に参加していましたが、大学生の頃から全く運動しなくなり最近ではほんの少し走っただけで体のあちこちが痛くなります…
ということで、今回のブログはよく患者さんからもご質問いただく『根管治療の痛み』についてご説明します。
根管治療が痛い理由とは?
根管治療が痛い原因としては主に以下のようなことが考えられます。
【根管治療中】
1. 感染した歯髄の処理
根管治療の目的の一つは、感染した歯髄(神経や血管)を取り除くことです。この感染した歯髄には、炎症が起こっていることが多く、神経が刺激されているため、治療時に痛みを感じることがあります。
2. 狭い根管の拡大
根管治療では、感染した部分を徹底的に除去するため、根管を広げる(拡大する)作業が必要になります。
日本の一般的な根管治療(保険診療)では、肉眼もしくはルーペ(拡大鏡)で髪の毛1本ほどの細い根管の治療を行います。治療をしやすくするために根管を大きく削ることがあり、その際に痛みがでることがあります。
細く枝分かれした根管
3. 根管の長さの確認
根管の長さを正確に把握するために、根っこの先端まで針金の器具を入れます。この時、根っこの先を触るので痛みを感じることがあります。
4. 神経への刺激
根管治療では、様々な器具を使って歯の内部に入っていくため、神経に強い刺激が加わり、痛みを感じることがあります。
【治療後】
根っこの先を触るので、根管治療後3〜4日ほど痛みが続くことがあります。激痛になることはほとんどありませんが、痛みが気になる場合は我慢せずに痛み止めを服用してください。
当院で行なっている根管治療の痛みを和らげる方法
当院では痛みを抑え、患者さんの負担を減らせるような以下の特徴があります。
1. 麻酔
根管治療をする際には必ず麻酔をします。針を刺す際に痛くないようにまずは表面麻酔からします。麻酔時の痛みも抑えられるよう、細い針を使って麻酔薬を温めて使用しています。
虫歯が大きくて痛みが出ている場合は、麻酔が効きづらいので、痛み止めを服用し炎症を落ち着かせてから治療を行います。
2. マイクロスコープを使って根管内を見ながら治療
日本の一般的な根管治療(保険診療)では、肉眼もしくは拡大鏡を用いて治療をします。髪の毛1本ほどの細さの歯の根っこを肉眼でしっかり確認することはほぼ不可能です。そのため、経験と勘に頼った手探りの治療となるのですが、このとき根管ではないところを削ってしまうと痛みを感じることがあります。
当院では、高倍率で治療部位を拡大できる歯科用の顕微鏡(マイクロスコープ)を使用して、しっかりと根管を確認しながら治療を行うため、歯に穴をあけてしまう(パーフォレーション)のリスクは少なくなります。
マイクロスコープを使った根管治療での視野
3. リラックスと痛みへの心構え
根管治療への不安感や恐怖心も、痛みを増大させる要因となります。そのため、患者さん自身が治療に前向きに取り組み、リラックスすることも大切です。
さらに、「痛みは一時的なものだ」という前向きな気持ちを持つことも重要です。これにより、痛みに対する恐怖心を和らげ、治療に集中することができます。
当院では1回の根管治療時間は60分〜90分のお時間をいただいております。多くの患者さんが寝ていらっしゃるので、治療中の痛みは少ないかと思います。安心してご来院ください。
根管治療の痛みを最小限に抑えるためのポイント
根管治療は大切な治療ですが、その痛みを恐れる患者さんも多いのが現状です。しかし、適切な対処を行えば、痛みを和らげながら治療を受けることができるはずです。
歯の健康を守るために根管治療が必要な場合は、痛みを恐れずに治療に臨むことが重要です。歯科医師とよく相談しながら、最適な治療方法を見つけていきましょう。