虫歯で神経が死んでしまった時の治療法
こんにちは🤗千葉県木更津市で歯の神経の治療「根管治療」を得意とする歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです。
朝起きるのが辛い気温になってきました🥶私は季節問わず朝が苦手なのですが、最近は寒くてなかなかベッドから出られません。寒いから起きれないんだ!と、目覚ましが鳴る1時間前から暖房がつくようにセットしてみましたが、暖かさが心地よくて起きれませんでした…朝が弱いことを再確認しただけでした。
さて、今日は「虫歯と根管治療」について、神経が死んでしまった虫歯の症状や原因、そして適切な対処法や治療法について詳しく解説していきます。
虫歯は私たちのお口の健康にとって大きな問題です。特に、虫歯が進行して歯の神経が死んでしまった状態は深刻な状況です。
虫歯で神経が死んでしまった時の症状
虫歯が進行して歯の神経が死んでしまうと、いくつかの特徴的な症状が現れます。
まず、虫歯が深くなって神経と血管の部屋である歯髄(しずい)まで達すると、強い痛みが感じられるようになります。
歯の神経が露出しているためで、痛みは激しく、しびれるような感覚が伴うこともあります。食事の際にも強い痛みが引き起こされ、しっかりと噛むことができなくなります。
また、神経が死んでしまうと歯の色が変わってきます。正常な歯の色から灰色や黒ずんだ色に変化していきます。これは、歯の内部の組織が壊死して色素が変化しているためです。
さらに、虫歯の部分からは膿が出てくることもあります。これは、歯の神経が死んだことで炎症が起きているサインです。膿が染み出してくると、強い口臭も発生するでしょう。
このように、虫歯が進行して歯の神経が死んでしまうと、激しい痛み、変色、膿の排出などの症状が現れてきます。早期発見と適切な治療が大切です。
虫歯で神経が死んでしまう原因
では、なぜ虫歯が進行して歯の神経が死んでしまうのでしょうか。その主な原因は以下の通りです。
- 放置された虫歯
- 虫歯の進行を放置していると、深くまで進行して歯髄まで達してしまいます。
- 適切な治療がされなかった虫歯
- 虫歯の初期段階で、虫歯をとりきれていないなど適切な治療を受けていないと、徐々に悪化していきます。
- 歯の外傷
- 強い外力により歯が損傷を受けると、神経が死んでしまうことがあります。
つまり、虫歯の放置や適切な治療の欠如、そして外部からの強い衝撃などが、歯の神経を死なせる主な原因なのです。早期発見と適切な治療が重要です。
神経が死んでしまった虫歯の治療法
神経が死んでしまった状態の虫歯に対しては、以下のような治療法が選択されます。
▼根管治療
根管治療は、神経が死んでしまった歯の中に残った組織を取り除き、根管を洗浄・消毒してから、根管を充填する治療法です。
具体的な手順は以下のようになります。
- 局所麻酔を行い、歯の神経を取り除く。
- 根管内を洗浄・消毒し、根管の形を整える。
- 根管内を密閉的に充填する。
- 最後にその上から詰め物や被せ物をする。
この根管治療を適切に行うことで、失われた歯の神経を再生することはできませんが、感染を防ぎ、ご自身の歯を残すことができます。
▼抜歯
場合によっては、根管治療では対処しきれない状態の虫歯もあります。そのような場合は、最終的に抜歯を選択せざるを得なくなります。
抜歯は、完全に歯を取り除いてしまう治療法です。虫歯が大きすぎて歯がほとんど残っていない場合や歯周病が進んでいて歯を支えている骨がほとんどない場合には抜歯に至ることがあります。
抜歯後は、隣接する歯が寄り集まったり、噛み合わせが崩れたりするため、インプラントや義歯、ブリッジなどによって、失った歯を補う必要があります。
予防と早期発見が大切
虫歯で神経が死んでしまった状態を避けるためには、日頃からの予防と早期発見が重要です。
予防のためには、以下のようなことに気をつけましょう。
- 1日2回の歯磨きの習慣づけ
- 正しい歯磨き方法の実践
- 定期的な歯科検診の受診
- 砂糖の摂取を控えめにするなど食生活を見直す
- フッ素配合の歯磨き粉の使用
そして、万が一虫歯が発見された場合は、迅速に歯科医院を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
虫歯の進行を早期に発見し、適切な治療を受けることで、神経が死んでしまうような深刻な状態を避けることができます。自分の口腔内の健康を守るためにも、日頃からの予防と早期発見、そして適切な治療が不可欠なのです。
まとめ
- 虫歯が進行して歯の神経が死んでしまうと、強い痛み、変色、膿の排出などの症状が現れる
- 放置された虫歯、適切な治療がされなかった虫歯、外傷、歯の老化が主な原因
- 神経が死んでしまった虫歯に対しては根管治療や抜歯が行われる
- 予防と早期発見が大切で、毎日の歯磨き習慣、定期的な検診受診が重要
歯の健康を守るためには、日頃からの予防と早期発見、そして適切な治療を心がけることが不可欠です。自分の歯の状態に注意を払い、状況に応じた適切な対応を行うことが大切です!