歯の根の治療中に聞こえる“ピピピ”の音って何?正体を徹底解説!
千葉で成功率の高い世界基準の根管治療をしている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです。
歯の根の治療中に「ピピピ…」という電子音が聞こえて、驚いた経験はありませんか?
「何か異常が起きたのでは…?」と不安になる方も多いですが、実はこの音、治療が順調に進んでいる証拠でもあります。
とくに初めて根管治療を受ける方にとって、歯科用機器の音や動きはすべてが未知。この記事では、治療中に聞こえる「ピピピ音」の正体と、その重要な役割について、歯科医師の視点からわかりやすく解説します。音の意味がわかれば、治療中の不安もぐっと減るはずです。
【機械の正体】ピピピ音の原因は「電気的根管長測定器」
治療中に聞こえる「ピピピ」という電子音。その正体は「電気的根管長測定器(でんきてきこんかんちょうそくていき)」という機械です。英語では「Apex Locator(エイペックス・ロケーター)」とも呼ばれています。
この機械は、歯の内部=根管の長さを正確に測定するために使われます。治療の際、根管の奥まで器具が到達したときに「ピピピ」と音が鳴るようになっているのです。つまり、「ここまでで十分に届きましたよ」というサイン。
見た目には見えない歯の根っこですが、この機械を使えばミリ単位で正確な長さを把握でき、無駄なく、かつ必要な範囲までしっかり治療できるのです。
【なぜ使うの?】根の長さを測る理由とその重要性
ではなぜ、歯の根の長さをそこまで正確に測る必要があるのでしょうか?
その理由は、根管治療の成功に直結する重要な工程だからです。歯の根の中(根管)は非常に細く、複雑な形をしており、目で見ることができません。長さが足りないと、治療が不完全になり細菌が残ってしまうおそれがあります。
逆に長すぎると、神経の先を突き抜けて周囲の組織を傷つけるリスクも。
そこで、電気的根管長測定器を使って「ここまでが安全かつ効果的な治療範囲です」と確認しながら処置を進めるのです。つまり、ピピピ音は“ここまででOK”という治療成功への道しるべ。これがあることで、再発を防ぎ、歯を長持ちさせることができます。
【音が鳴る=危険?】ピピピ音は安心のサインである理由
「ピピピ…」という音が鳴ると、つい「何か問題が起きたのでは?」と不安になるかもしれません。でも、実はこの音は治療が順調に進んでいる“安心のサイン”なのです。
この電子音は、根の先端まで器具が到達したことを知らせるためのもの。歯科医師はこの音を聞きながら、「今ここまで治療できている」という情報をリアルタイムで確認しています。つまり、ピピピ音が鳴ることで、目に見えない根の中の治療を安全かつ正確に行えるというわけです。
逆に、この音がないと勘や経験に頼ることになり、治療の精度が下がるリスクも。だからこそ、ピピピ音は、あなたの歯を守るための大切な味方だと知っておいてください。
【まとめとアドバイス】根管治療に安心して臨むために
「ピピピ」という音の正体がわかれば、治療中の不安も少し軽くなるのではないでしょうか。
歯の根の治療は、虫歯が進行した場合などに必要となる重要な処置です。治療の成功には、正確な長さの測定と丁寧な処置が欠かせません。そのために、歯科医院では最新の機器を活用し、安全で確実な治療を行っています。もし治療中に「音が怖い」「何をされているかわからない」と不安を感じたら、遠慮なく担当の歯科医師に声をかけてください。説明を聞くことで、安心して治療を受けられるはずです。
当院では、成功率の高い世界基準の根管治療を行っています。根管治療でお悩みがある方はお気軽に当院へご相談ください。LINEまたははお電話(0438-38-4854)からご予約ができます。
医師紹介
理事長 渡辺 泰平(歯学博士)
資格
PERF-JAPAN講師(根管治療)
MicroPex Hygienic Laboratory講師(歯周病治療)
Karl Kaps Germany 認定講師(マイクロスコープ)
日本・アジア口腔保健支援機構 第二種感染管理者検定講師
日本顎咬合学会 認定医
認定医日本健康医療学会 認定医
日本・アジア口腔保健支援機構 第一種感染管理者
健康医療コーディネーター