千葉で根管治療が得意な歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです。

歯に膿がたまると、まず感じるのはズキズキとした強い痛みです。特に夜や横になったときに痛みが増し、眠れないほどの激痛に悩まされるケースもあります。さらに、歯ぐきが腫れる、押すと膿が出るといった症状が出ることもあります。

サイナストラクト 膿の出口

膿がたまったまま排出されない場合、顔の片側が腫れる・発熱・リンパの腫れなど全身に影響が及ぶこともあります。これらは体が細菌感染に反応している危険なサインであり、早めの治療が必要です。

 

歯に膿がたまる原因は?虫歯・歯周病・外傷に要注意

歯に膿がたまる最大の原因は、虫歯の放置です。虫歯が神経(歯髄)まで進むと、細菌感染によって神経が死に、歯の根の先に膿がたまります。これが激しい痛みや腫れを引き起こします。

虫歯の進行

次に多いのが歯周病です。歯ぐきや骨に細菌感染が広がることで歯ぐきの奥に膿がたまり、歯ぐきの腫れ・口臭・膿の排出などが見られます。

また、歯の外傷(打撲やヒビ割れ)も原因となります。強い衝撃で神経が死んだ場合、内部に細菌が侵入して膿がたまることがあります。

つまり、膿の原因は虫歯や歯周病だけでなく、外傷や生活習慣の影響も大きいのです。

 

歯の膿を放置するとどうなる?全身への危険な影響

歯に膿がたまったまま放置すると、症状は悪化していきます。最初は歯の激痛や歯ぐきの腫れだけでも、感染が広がると顔全体の腫れや発熱を引き起こすことがあります。さらに進行すると、膿が顎の骨にまで広がります。

顎の骨が溶けて穴が空いている

また、慢性的な膿は歯を支える骨を破壊し、歯を失う原因にもなります。つまり、「ただの歯の痛み」と軽く考えて放置することは、全身の健康を脅かすリスクにつながるのです。

 

歯に膿がたまったときの治療法|根管治療・切開排膿・薬の役割

歯に膿がたまった場合、もっとも基本的な治療は根管治療(こんかんちりょう)です。感染した神経や細菌を取り除き、内部を徹底的に消毒してから薬で密閉します。これにより膿の再発を防ぎます。

根管治療の流れ

歯ぐきが大きく腫れている場合は、切開排膿を行い、膿を外に出して痛みや腫れを和らげることがあります。さらに、強い炎症があるときには抗生物質の投与を併用することもありますが、薬だけでは根本治療にはならないため注意が必要です。

もし歯の保存が難しいと判断された場合には、抜歯が選択されることもあります。

抜歯

いずれにしても、膿の根本原因を取り除くことが治療のゴールとなります。

 

歯に膿がたまる激痛を防ぐには?予防法と早期受診の大切さ

歯に膿がたまる状態を避けるためには、虫歯や歯周病を早期に発見・治療することが最も大切です。そのためには、定期的な歯科検診とプロによるクリーニングを受けましょう。

歯科検診

日常のセルフケアとしては、歯みがき+フロスや歯間ブラシを取り入れることで、歯と歯の間の汚れを効果的に除去できます。

歯ブラシと補助用具

もし「ズキズキとした痛み」「歯ぐきの腫れや膿」が見られたら、自己判断せずにできるだけ早く歯科医院を受診することが重要です。早期に治療を始めれば、激痛や歯の喪失を防ぐことができ、健康な歯を守ることにつながります。

 

まとめ|歯に膿がたまる激痛は放置厳禁!早期受診で歯を守ろう

歯に膿がたまると、ズキズキとした激痛や歯ぐきの腫れが起こり、放置すると顔の腫れ・発熱・全身感染症へ進行する危険性があります。原因は虫歯・歯周病・外傷などさまざまですが、共通しているのは「細菌感染をそのままにしてしまうこと」です。治療には根管治療や切開排膿、場合によっては抜歯が必要になることもあります。しかし、もっとも大切なのは膿がたまる前に予防すること。定期的な歯科検診と毎日のセルフケアでリスクを減らし、違和感を感じたらすぐに歯科医院を受診しましょう。

早期に対応すれば、歯を残せる可能性が高まり、激痛に悩まされることも防げます。

抜歯

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