歯の寿命は「土台」で決まる?神経の治療後にファイバーコアを選ぶべき真の理由
千葉で神経の治療が得意な歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです。
「神経を抜いたら治療は終わり」と思っていませんか?実は、そこからが歯の寿命を左右する本当の正念場です。
虫歯が深く、神経を取り除いた歯は、中が空洞になり、枯れ木のように脆くなっています。そのまま被せ物(クラウン)をしても、噛む力に耐えられず折れてしまいます。そこで必要になるのが、補強のための「土台(支台築造:しだいちくぞう)」、専門用語で「コア」と呼ばれるパーツです。

どんなに高価で美しいセラミックの被せ物を選んでも、その下の「土台」がしっかりしていなければ、砂上の楼閣にすぎません。土台選びを誤ると、数年後に歯の根が割れ(歯根破折)、最悪の場合は抜歯に至るケースも少なくないのです。
土台(コア)の種類とそれぞれの特徴
現在、日本の歯科治療で主に使われている土台は、大きく分けて3種類あります。
メタルコア:金属(銀合金など)で作られた土台
👌メリット
保険適用で安価。強度が高い。
👎デメリット
硬すぎるため、歯の根を割るリスクがある。金属溶け出しによる歯茎の変色。

レジンコア:プラスチック(樹脂)で作られた土台
👌メリット
保険適用。金属アレルギーの心配がない。
👎デメリット
強度がやや低く、太い根管には不向きな場合がある。
ファイバーコア:ガラス繊維の支柱とレジンを組み合わせたもの
👌メリット
歯の硬さに近く、破折しにくい。 見た目が美しく、金属アレルギーがない。
👎デメリット
基本的に自費診療(一部条件付きで保険導入)なので、保険診療に比べて費用が高くなる。


「歯が割れる」=「抜歯」。歯科医師がファイバーコアを勧める本当の理由
歯医者が最も悲しく感じる瞬間は、神経の治療を完璧に終え、綺麗な被せ物をした歯が、わずか数年で「根っこから割れて」運ばれてくることです。歯の根が縦に割れてしまった場合、現代の歯科医学でも接着して治すことは極めて困難であり、ほとんどのケースで抜歯、その後はインプラントや入れ歯を余儀なくされます。

ファイバーコアの「身代わり」効果
ファイバーコアは、万が一想定外の大きな衝撃(転倒や極端に硬いものを噛んだ時など)が加わった際、歯の根を壊す前に、自らが適度にしなる、あるいは先にコア自体が壊れることで「歯の根を守る」という役割を果たします。
いわば、車の「衝撃吸収ボディ」のような役割です。土台を作り直すことは可能ですが、割れた歯の根を元に戻すことはできません。
接着力の違い
メタルコアはセメントで「はめ込んでいる」だけですが、ファイバーコアは歯の質と化学的に「接着」させます。これにより、土台と歯の間に隙間ができにくく、細菌の侵入(二次虫歯)を防ぐ力が非常に高いのも特徴です。


当院のこだわり:ファイバーコア一択という「誠実な歯科医療」
当院では、保険診療の枠組みにとらわれず、患者様にとって最善の結果を提供することを第一に考えています。
「保険の範囲内で安く済ませたい」というお気持ちもよく分かります。しかし、安価なメタルコアを選んだ結果、数年後に歯を失い、インプラントで数十万円の費用がかかってしまうのは、患者様にとって本当の利益になるのでしょうか?
精密な術式へのこだわり
ファイバーコアの性能を100%引き出すためには、実は高度な技術が必要です。
・徹底した除菌: 根管内に細菌が残っていない状態で接着を行う。
・完全な乾燥状態: 接着の天敵である唾液や湿気を徹底排除して装着する。
・高性能な接着材の使用: 歯と一体化させるための最高級のボンディング剤を使用。

私たちは、単に「素材を変える」だけでなく、その歯が10年、20年と機能し続けるための「見えない部分の精密さ」を追求しています。
土台を長持ちさせ、自分の歯で一生美味しく食べるために
ファイバーコアで最高の土台を作った後は、その状態を維持するための「守り」のケアが重要です。当院では治療後のサポート体制も整えています。
噛み合わせの精密調整: 特定の歯に力が集中しないよう、ミリ単位で被せ物の高さを調整します。

ナイトガード(マウスピース)の推奨: 日本人の多くが無意識に行っている「寝ている間の食いしばり」は、歯の寿命を縮める天敵です。ファイバーコアの柔軟性をさらに活かすため、マウスピースによる保護を提案しています。

プロフェッショナル・クリーニング: 被せ物の継ぎ目に汚れが溜まらないよう、定期的なメンテナンスで歯周病から土台を守ります。

まとめ:あなたの歯の未来を、今日から守るために
神経の治療(根管治療)は、家づくりで言えば「地盤改良」です。そして今回お話しした土台(コア)は、その上に建つ「基礎」にあたります。基礎が金属のように硬すぎて地盤を壊してしまったり、逆に脆すぎたりしては、立派な家(被せ物)を建てても長持ちしません。
当院がファイバーコアのみを選択する理由。それは、「抜歯」という最悪の結末を回避し、患者様に一本でも多くご自身の歯を残していただきたいという強い願いがあるからです。
「過去に神経を抜いた歯が痛む」
「他院で神経を抜くと言われたが、その後の治療が不安」
「できるだけ歯を削りたくない、抜きたくない」
そんな不安を抱えている方は、ぜひ一度当院へご相談ください。私たちは、目先の痛みを取るだけでなく、10年後、20年後のあなたの笑顔を見据えた治療をご提案します。

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医師紹介

理事長 渡辺 泰平(歯学博士)
資格
PERF-JAPAN講師(根管治療)
PERF-JAPAN認定専門医
MicroPex Hygienic Laboratory講師(歯周病治療)
Karl Kaps Germany 認定講師(マイクロスコープ)
日本・アジア口腔保健支援機構 第二種感染管理者検定講師
日本顎咬合学会 認定医
認定医日本健康医療学会 認定医
日本・アジア口腔保健支援機構 第一種感染管理者
健康医療コーディネーター