歯の神経治療は痛くない!痛みを最小限に抑える3つの方法
千葉で痛みを抑えた歯の神経の治療なら陽光台ファミリー歯科クリニックへご相談ください。
「歯の神経を抜く」と聞くと、身構えてしまう方も多いのではないでしょうか?「神経の治療って痛いんでしょ?」というイメージをお持ちの方も少なくないかもしれません。
確かに、一昔前の治療では、痛みを我慢しなければならない場面もありました。しかし、安心してください。現代の歯科医療は大きく進歩し、神経の治療も痛みを最小限に抑えることが可能になっています。
この記事では、なぜ神経の治療に痛みのイメージがあるのか、そして、どうすれば痛くなく治療を受けられるのか、その具体的な方法についてわかりやすく解説します。この記事を読めば、神経治療に対する不安がきっと和らぐはずです。あなたの抱える「怖い」「痛そう」というイメージを払拭し、安心して治療を受けていただくための一歩になれば幸いです。
なぜ「痛い」イメージがあるのか?
なぜ神経治療は「痛い」というイメージが定着しているのでしょうか。その主な原因は、過去の治療方法や麻酔技術の限界、そして治療への不安にあります。
過去の麻酔技術の限界
以前は麻酔の効きが不十分だったり、麻酔自体の痛みが大きかったりすることがありました。そのため、「麻酔が痛い」「麻酔が効かず、治療中に痛みを感じた」という経験をされた方が多くいらっしゃいます。
歯の炎症が強い場合
虫歯が深く、歯の神経に強い炎症が起きている場合は、麻酔が効きにくいことがあります。これは、炎症が麻酔の効果を妨げてしまうためです。この状態の神経は非常に敏感になっており、少しの刺激でも強い痛みを感じやすくなります。
治療への不安や恐怖
「痛かったらどうしよう」という強い不安や恐怖は、痛みを過敏に感じさせてしまうことがあります。心と体は密接につながっているため、精神的なストレスが痛みを増幅させてしまうのです。
しかし、これらの問題は現代の歯科医療技術で大きく改善されています。大切なのは、正しい知識を持って治療に臨むことです。まずは、痛みの原因を理解することが、不安を和らげる第一歩となります。
痛みを最小限に抑える3つの方法
ここでは、当院をはじめとする多くの歯科医院が実践している、痛みを最小限に抑えるための3つの方法をご紹介します。これらの方法を知ることで、安心して治療を受けていただけるはずです。
1. 精密な麻酔注射
麻酔そのものの痛みを減らすために、私たちは様々な工夫をしています。まず、麻酔の前に歯茎にジェル状の表面麻酔を塗ることで、注射針が刺さる際のチクッとした痛みを和らげます。さらに、麻酔の針は人間の髪の毛よりも細い極細の針を使用し、電動注射器で麻酔液をゆっくり、一定の圧力で注入することで、痛みをほとんど感じさせません。
2. ラバーダム防湿
「ラバーダム」というゴムのシートを治療する歯にかけることで、唾液や細菌が治療箇所に入るのを防ぎます。これにより、治療中の感染リスクを大幅に減らし、治療の精度を高めることができます。結果として、治療後の再感染や再治療になる可能性を低くすることができます。また、治療器具が口の中に入るのを防ぐため、患者さんの安心感にもつながります。
3. マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の活用
肉眼では見えない、歯の神経の細部にまでマイクロスコープで最大20倍まで拡大して確認します。これにより、神経の取り残しを防ぎ、無駄に健康な部分を削ることなく、より正確で安全な治療が可能となります。この精密な治療が、治療中の痛みや治療後の再発リスクを最小限に抑える鍵となります。
これらの先進的な技術を組み合わせることで、神経治療は**「痛くない」治療**へと大きく進化しているのです。
治療中の痛みと治療後の痛み
「治療中に痛みを感じたらどうしよう?」と不安に思う方もいるかもしれません。また、治療が終わった後も痛みが続くのか、という疑問もよく聞かれます。
治療中の痛み
もし治療中に痛みを感じたら、遠慮せずに歯科医師に伝えてください。痛みを感じた際には、麻酔を追加したり、治療方法を調整したりすることで、痛みを和らげる対応が可能です。私達歯科医師は、患者さんの痛みのサインを見逃さないように常に注意を払っていますが、言葉で伝えていただくことが最も確実です。
治療後の痛み
治療が終わった後、一時的に歯がズキズキと痛むことがありますが、これは「治癒に向けた正常な反応」であることがほとんどです。通常は数日以内に落ち着きます。
痛みは炎症反応の一部であり、体の自然な回復プロセスです。痛みが強い場合は、処方された痛み止めを服用してください。ただし、痛みが長引いたり、我慢できないほど強くなったり、腫れを伴う場合は、すぐに歯科医院に連絡しましょう。
神経治療を成功させるために、患者さんにできること
「痛くない」神経治療を成功させるためには、私たち歯科医師だけでなく、患者さんのご協力も大切です。
1. 不安や痛みをしっかり伝える
治療前に、「痛みに弱い」「過去に痛い経験がある」など、不安な気持ちを正直に伝えてください。歯科医師は、その情報を基に、より慎重に麻酔を行ったり、治療方法を調整したりできます。あなたの状態や希望を伝えていただくことで、よりパーソナライズされた治療が可能になります。
2. 治療後の指示を守る
治療後は、処方された薬を指示通りに服用したり、硬いものを避けるなど、歯科医師からの指示をしっかり守ることが大切です。特に、治療したばかりの歯はデリケートな状態です。無理な負担をかけないことで、治療後の痛みを最小限に抑え、スムーズな回復につながります。
3. 痛みを我慢しない
歯に違和感や痛みを感じたら、早めに歯科医院を受診しましょう。虫歯や炎症がひどくなるほど、治療も難しくなり、痛みも出やすくなります。「早期発見・早期治療」が、痛みのない治療への一番の近道です。
まとめ
いかがでしたか?「歯の神経治療は痛い」というイメージは、現代の歯科医療技術によって大きく変わりました。精密な麻酔、ラバーダム防湿、マイクロスコープといった先進的な技術を駆使することで、痛みを最小限に抑えた治療が可能です。
もし、今歯の痛みや違和感を感じているなら、痛みを我慢せずに、まずは歯科医院に相談してみてください。あなたの不安な気持ちに寄り添い、できるだけ痛くない治療を一緒に考えてくれるはずです。
当院では、電動注射器や細い針の使用やマイクロスコープ、ラバーダムを使用した痛みの少ない根管治療を行っています。根管治療の痛みが不安な方や少ない回数で治療を終わらせたい方は一度当院へご相談ください。LINEまたははお電話(0438-38-4854)からご予約ができます。
医師紹介
理事長 渡辺 泰平(歯学博士)
資格
PERF-JAPAN講師(根管治療)
PERF-JAPAN認定専門医
MicroPex Hygienic Laboratory講師(歯周病治療)
Karl Kaps Germany 認定講師(マイクロスコープ)
日本・アジア口腔保健支援機構 第二種感染管理者検定講師
日本顎咬合学会 認定医
認定医日本健康医療学会 認定医
日本・アジア口腔保健支援機構 第一種感染管理者
健康医療コーディネーター