千葉で根管治療の再治療なら陽光台ファミリー歯科クリニックへお任せください。

「神経を抜いた歯なのに、どうして今さら痛むの?」
これは、根管治療を受けたことのある患者さんから非常によく聞かれるお悩みです。

?

一般的に、神経を抜いた歯は痛みを感じる神経が存在しないため、強い痛みが出にくい状態になります。
しかし実際には、数年、あるいは10年以上経ってから再び痛みや違和感が出るケースは決して珍しくありません。

ここで重要なのは、「痛みの原因=神経」ではないという点です。

神経を抜いた歯が痛む場合、原因は多くが

・歯の根の先

・歯の周囲の骨

・歯ぐき

といった、歯の外側の組織で起きている炎症です。

根管治療は、歯の内部にある細い根管を清掃・消毒する非常に繊細な治療です。そのため、治療時には症状がなくても、時間の経過とともに細菌が増殖し、炎症が再燃することがあります。

「もう治療した歯だから大丈夫」と思いがちですが、神経を抜いた歯こそ、長期的なトラブルが起こりやすい歯であることを知っておく必要があります。

 

数年後に痛くなる主な原因とは

神経を抜いた歯が数年後に痛み出す原因には、いくつかの典型的なパターンがあります。

① 根管内に細菌が残っていた場合

根管は非常に細く、枝分かれした複雑な構造をしています。

根管

肉眼や拡大視野が不十分な状態では、汚れや細菌を完全に除去することが難しく、わずかに残った細菌が、数年かけて炎症を引き起こすことがあります。

② 根の先に膿がたまる「根尖性歯周炎」

初期段階では痛みがほとんどなく、「いつの間にかレントゲンで影が見つかる」というケースも多い病気です。進行すると、噛んだときの痛みや違和感として現れます。

③ 被せ物のすき間からの再感染

被せ物や詰め物は、長年使うことで劣化します。
そのすき間から細菌が侵入すると、再び根管内が感染してしまいます。

④ 歯が割れている(歯根破折)

神経を抜いた歯は、栄養供給がなくなるため脆くなります。強い噛みしめや歯ぎしりにより、気づかないうちにヒビが入っていることもあります。

 

放置するとどうなる?注意すべき症状

神経を抜いた歯の痛みは、「一時的なものかな」「我慢できる程度だから」と放置されがちです。しかし、放置することで症状が悪化するケースが非常に多いのが現実です。

特に次のような症状がある場合は、注意が必要です。

・噛んだときに響くような痛み

・歯ぐきの腫れや違和感

・膿が出る、口の中が苦い感じがする

・何もしていなくても鈍い痛みが続く

これらは、歯の根の感染が進行しているサインです。

炎症が進むと、歯の周囲の骨が溶けてしまい、最終的には歯を残せなくなる可能性もあります。

顎の骨が溶けて穴が空いている

「痛みが出てから」ではなく、違和感の段階で受診することが、歯を守る最大のポイントです。

 

再治療が必要になるケースと治療方法

神経を抜いた歯が再び痛む場合、多くは再根管治療が必要になります。

再根管治療とは、一度被せ物を外し、再度根管内を清掃・消毒する治療です。しかし、初回治療よりも難易度が高く、より高い精度が求められます。そこで重要になるのが、マイクロスコープを用いた精密根管治療です。

マイクロスコープ

精密根管治療では、

・肉眼の何十倍もの拡大視野

・細菌の取り残しを最小限に

・破折やヒビの早期発見

が可能になります。

マイクロ下での根管治療

従来の治療では見逃されやすかった問題も、精密な視野で確認できるため、再発リスクを大きく下げることができます。

それでも改善が難しい場合には、

・外科的歯内療法(歯根端切除術)

・抜歯

といった選択肢を検討しますが、精密根管治療を行うことで、歯を残せる可能性は大きく広がります。

 

痛みを防ぐために大切な予防と定期管理

神経を抜いた歯は、「治療が終わったら終わり」ではありません。むしろ、治療後の管理こそが歯の寿命を左右します。

予防のために重要なのは、

・定期的なレントゲン検査

・被せ物や詰め物のチェック

・噛み合わせや歯ぎしりの管理

神経を抜いた歯は、症状が出にくい分、気づいたときには進行していることも少なくありません。「問題が起きてから」ではなく、問題が起きる前に守ることが、歯を長く残すための鍵です。

歯科医師による診査・診断

 

神経を抜いた歯が数年後に痛いときは、精密な診断が重要です

神経を抜いた歯が数年後に痛くなる原因は、根の中やその周囲で起こる感染やトラブルであることがほとんどです。一見すると問題なさそうでも、内部では静かに進行しているケースも多く、放置することで歯を失うリスクが高まります。しかし、マイクロスコープを用いた精密根管治療によって、歯を残せる可能性は大きく高まります。

「神経を抜いた歯が最近痛む」
「数年前に治療した歯が気になる」

そんな症状がある方は、ぜひ一度、精密な診断と治療ができる歯科医院へご相談ください。

当院では、マイクロスコープやラバーダムを使用した精密根管治療で、大切な歯を1本でも長く残す治療を行っています。

ラバーダム

気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご来院ください。LINEまたははお電話(0438-38-4854)からご予約ができます。

医師紹介

理事長 渡辺 泰平(歯学博士)

資格

PERF-JAPAN講師(根管治療)

PERF-JAPAN認定専門医

MicroPe​x Hygienic Laboratory講師(歯周病治療)

Karl Kaps Germany 認定講師(マイクロスコープ)

日本・アジア口腔保健支援機構 第二種感染管理者検定講師

日本顎咬合学会 認定医

日本アンチエイジング歯科学会

認定医日本健康医療学会 認定医

日本・アジア口腔保健支援機構 第一種感染管理者

健康医療コーディネーター

陽光台ファミリー歯科クリニック