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千葉で歯の神経の治療なら陽光台ファミリー歯科クリニックへ。

「歯の神経を抜く」と聞くと、不安を感じる方がほとんどでしょう。しかし、この治療こそが、あなたの大切な歯を抜歯から守り、その寿命を延ばすための「最後の砦」です。

歯の激しい痛みや、冷たいものがしみる症状の原因が、むし歯の進行によって歯の内部（根管）にある神経や血管に細菌が感染してしまった場合、専門的な「神経の治療（根管治療）」が必要になります。

根管治療が必要な最大の理由：抜歯の回避

むし歯がエナメル質や象牙質を超えて歯の深い部分にまで達し、細菌が神経（歯髄）に感染すると、以下のような深刻な問題を引き起こします。

激しい痛みや腫れ：炎症が神経を圧迫し、耐えられないほどの痛みが生じます。

根の先の病気：細菌が根管の先から顎の骨に広がり、根尖性歯周炎という病気を引き起こします。

最終的な抜歯：放置すれば、歯を支える骨が溶かされ、歯を残すことが不可能になってしまいます。

根管治療は、感染した神経や細菌を根管内から徹底的に除去・消毒し、再び細菌が入らないように封鎖することで、これらの問題を解決し、歯を元の位置に残すことを目的とした、非常に重要な治療なのです。

 

歯の神経治療が必要なサイン！こんな症状を見逃さないで

「もしかして、私にも根管治療が必要かも？」と感じた時に、ご自身でチェックできる具体的なサインをご紹介します。これらの症状が現れたら、すぐに歯科医院を受診しましょう。

① 何もしなくてもズキズキと痛む

激しい、持続的な拍動性の痛み。夜間や安静時に悪化することが多い。神経が炎症を起こし、不可逆的な状態である可能性が高いです。緊急での治療が必要です。

② 冷たいもの・温かいものがしみる

初期は冷たいものだけですが、進行すると温かいものにも反応し、痛みが長く残るようになります。神経が弱っているサインです。

③ 歯ぐきに「おでき」のような腫れがある

歯の根の先に膿が溜まり、それが歯ぐきに袋状の「フィステル（サイナス・トラクト）」として現れた状態です。痛みがない場合もありますが、感染が慢性化しています。根尖性歯周炎の状態です。

④ 以前に治療した歯が変色してきた

以前に神経を抜いた歯が、徐々に黒っぽく変色してくることがあります。これは歯の内部構造の変化によるもので、審美的な問題につながります。審美的な改善や、再感染のチェックが必要です。

特に重要なのは「激しいズキズキとした痛み」と「歯ぐきの腫れ」です。痛みが一時的に治まっても、それは神経が完全に死んでしまっただけで、感染が治ったわけではありません。細菌は進行し続けているため、放置は絶対に避けてください。

 

神経治療（根管治療）の具体的な流れと期間

神経の治療は、精密さと時間を要する治療です。治療への不安を減らすためにも、一般的な治療の流れを理解しておきましょう。

根管治療の基本的な流れ

1. 診断と麻酔 レントゲンやCTで感染の範囲を確認し、局所麻酔を行います。既に神経が死んでいる場合は麻酔が不要なこともあります。 正確な診断が治療成功の鍵です。
2. 感染部分の除去 むし歯を削り取り、歯の内部にある根管（神経の通り道）にアクセスし、感染した神経や組織を取り除きます。 唾液や細菌が入らないよう、ラバーダム防湿を行うことが理想的です（保険診療では使用できません）。
3. 根管内の清掃・消毒 ファイルという専用の器具を使って、根管内の汚染された壁を削り取り、徹底的に清掃・消毒を行います。この工程が治療の成否を大きく左右します。 根管の複雑な形に合わせて、慎重かつ時間をかけて行われます。
4. 根管の封鎖（根管充填） 根管内が完全にきれいになったことを確認し、細菌が再び侵入しないよう、ガッタパーチャというゴム状の材料で隙間なく密閉します。 根管の再感染を防ぐ最も重要なステップです。
5. 土台と被せ物の装着 治療を終えた歯に、強度を保つための土台（コア）を立て、最終的な被せ物（クラウン）を装着して噛める状態に戻します。 治療後の歯を守るために、質の高い被せ物を選ぶことが重要です。

治療期間の目安

根管治療は、感染の程度や根管の複雑さによって期間が大きく異なります。

比較的軽度なケース（初めての治療）：2～4回程度の通院（期間：1ヶ月前後）

重度のケース（再治療など）：4回以上の通院（期間：数ヶ月に及ぶことも）

精密な治療を優先するため、焦らず、歯科医師の指示に従って通院することが成功への近道です。

 

成功率を上げる！神経治療後の注意点と再発を防ぐための予防法

根管治療が終わったからといって、完全に安心できるわけではありません。治療後のケアと予防が、その歯の寿命を大きく左右します。

・痛みや腫れの再発

治療中や治療後に、一時的に鈍い痛みや腫れが生じることがありますが、通常は数日で治まります。しかし、痛みが悪化したり、強い腫れが続いたりする場合は、感染が残っている可能性があるため、必ず再受診してください。

・被せ物が入るまでは、硬いものを避ける

神経を抜いた歯は水分がなくなり、もろくなっています。最終的な被せ物が入るまでは、割れないように特に注意が必要です。

・精度の高い被せ物（クラウン）の選択

被せ物と歯の間にわずかな隙間でもあると、そこから細菌が侵入し、根管内で再感染を起こしてしまいます。保険外のセラミックなど、精度の高い被せ物を選ぶことで、このリスクを大幅に下げることができます。

▼被せ物の質と根管治療の成功率の関係

・定期的なメンテナンス（プロフェッショナルケア）

ご自宅でのブラッシングだけでは落としきれない細菌を、歯科医院で定期的に除去しましょう。3〜6ヶ月に一度の定期検診は、再感染の早期発見にもつながります。

 

成功率の高い神経治療（根管治療）と費用について

「神経の治療」の成功率を上げ、歯の寿命を延ばすためには、治療の質が非常に重要です。

根管治療の技術

現在の歯科医療では、肉眼での治療と比べて格段に精度を向上させるための機器が用いられています。

マイクロスコープ（歯科用顕微鏡）：根管の内部は非常に暗く、複雑で細い構造をしています。マイクロスコープで最大20倍程度に拡大し、光を当てながら治療することで、肉眼では見えない感染源を見つけ、徹底的に除去できます。これが成功率を大きく向上させます。

▼マイクロスコープの視野

CT（三次元画像診断）：従来のレントゲンでは分からなかった、根の先の膿の広がりや根管の複雑な形を立体的に把握できき、治療計画の精度が格段に上がります。

ラバーダム防湿：治療する歯以外をゴムのシートで隔離し、唾液や口腔内の細菌が根管内に入るのを防ぎます。根管治療の成功には必須とも言える処置です。

これらの精密機器を用いた治療は、成功率が高まる一方で、時間と技術が必要なため、保険診療の範囲外となることが多いです。

根管治療の費用について

根管治療は、一般的に保険診療と自費診療の2種類があります。

保険診療：全国一律で費用が抑えられます。使用できる薬剤や器具に制限があります。 3割負担で数千円～1万円程度（1歯あたり）

自費診療（精密根管治療）：マイクロスコープ、CT、高性能な洗浄剤など、最新の設備と材料を使用。治療の成功率が高いのが特徴です。 5万円～20万円程度（1歯あたり）

「歯の寿命を延ばす」ことを最優先に考えるのであれば、成功率の高い自費での精密根管治療を選択肢に入れることを強くおすすめします。費用はかかりますが、将来的な再治療や抜歯のリスクを減らすことにつながります。

 

まとめ：歯の寿命を延ばすために、今すぐできること

本記事では、歯を抜歯から守る*「神経の治療（根管治療）」について、その必要性から最新の治療法、費用を解説しました。

▼根管治療の重要なおさらい

・根管治療は「抜歯を避けるための最後の砦」であり、歯の寿命を延ばす最も重要な処置です。

・ズキズキとした痛みや歯ぐきの腫れは、治療が必要なサインです。痛みが一時的に治まっても、感染は進行しているため、必ず受診してください。

・成功率を上げるためには、マイクロスコープやラバーダム防湿などを用いた精密な治療が極めて重要です。

・治療後は、精度の高い被せ物と定期的な歯科医院でのメンテナンスによって、再感染を防ぐことが、歯を長持ちさせるための鍵となります。

・「費用が高い」「治療が大変そう」という理由で、大切な歯の治療を先延ばしにしないでください。治療が遅れれば遅れるほど、歯を残せる確率は下がってしまいます。

 

当院は「精密な根管治療」で大切な歯を守ります

「費用が高い」「治療が大変そう」という理由で、大切な歯の治療を先延ばしにしないでください。治療が遅れれば遅れるほど、歯を残せる確率は下がってしまいます。当院では、歯の寿命を最優先に考え、以下の設備と技術を駆使した「精密根管治療」を提供しています。

マイクロスコープ：肉眼の何倍にも拡大し、根管内のわずかな感染源も見逃しません。

歯科用CT：根管の複雑な形状や膿の広がりを立体的に診断し、的確な治療計画を立てます。

ラバーダム防湿：治療中の細菌の侵入を徹底的に防ぎ、成功率を最大限に高めます。

もし今、歯の神経について少しでも不安や疑問をお持ちでしたら、まずは当院の専門医にご相談ください。あなたの歯を一本でも多く守るため、最善の治療プランをご提案いたします。

大切な歯を「抜歯」と諦める前に、ぜひ一度、当院にご相談・ご予約ください。

LINEまたははお電話（0438-38-4854）からご予約ができます。

医師紹介

理事長　渡辺　泰平(歯学博士)

資格

PERF-JAPAN講師（根管治療）

PERF-JAPAN認定専門医

MicroPe​x Hygienic Laboratory講師（歯周病治療）

Karl Kaps Germany 認定講師(マイクロスコープ)

日本・アジア口腔保健支援機構　第二種感染管理者検定講師

日本顎咬合学会　認定医

日本アンチエイジング歯科学会

認定医日本健康医療学会　認定医

日本・アジア口腔保健支援機構　第一種感染管理者

健康医療コーディネーター