根管治療後の根管充填とは?目的や期間、注意点を徹底解説
こんにちは^ ^千葉県で世界基準の精密根管治療をしている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです。
昨年はiPadでスケジュール帳を作成していましたが、今年は紙のスケジュール帳を活用しています🗒仕事のスケジュール、休みの日の用事、TODOリスト、目標、読んだ本など思いついたことを好きに記入しています。夜に手帳記入の時間を作って、TODOリストの進捗や明日の目標などを簡単にまとめることで、気持ちもスッキリしますしスムーズに仕事を進められることにやっと気づきました笑
紙の触り心地やページをめくる時の音、文字を書く時の音が癒されます☺️本も断然紙派なのですが、やっぱり紙はいいですね!
今回は、根管治療の工程「根管充填(こんかんじゅうてん)」がテーマです。
根管治療は、虫歯が進行して歯の神経まで達した場合に行われる治療法ですが、根管充填は、その中でも最も重要なステップと言えます。根管充填が不十分だと、再感染してしまい、治療が失敗に終わってしまうこともあります。
そこで、この記事では、根管充填の目的や方法など、患者さんが知っておくべき情報をまとめました。この記事を読めば、根管充填の重要性や治療の流れなどを理解し、安心して治療に臨むことができるでしょう。
ぜひ、最後までお読みください。
1. 根管充填とは
根管治療は、虫歯が進行して歯の神経(歯髄)まで達した場合に行われる治療法です。
感染した歯髄を取り除き、根管内を清掃・消毒した後、再び細菌が侵入しないように根管を緊密に封鎖する必要があります。 この根管を封鎖する処置が根管充填です。
根管充填の目的と重要性
・再感染を防ぐ:根管内に細菌が残っていると、再び感染して炎症を引き起こす可能性があります。
・歯の寿命を延ばす:適切な根管充填を行うことで、自分の歯を長く使い続けることができます。
・痛みを軽減する:根管内の炎症が解消されることで、痛みや腫れが軽減されます。
根管充填は、根管治療の最終段階であり、最も重要なステップと言えます。 適切な根管充填を行うことで、根管治療の成功率を高め、自分の歯を残すことができます。
2. 根管充填の方法
根管充填の方法は、歯科医院や症例によって異なりますが、代表的な方法としては以下のものがあります。
ガッタパーチャ法
ガッタパーチャと呼ばれるゴム状の素材を根管内に挿入し、緊密に封鎖する方法です。
MTAセメント法
MTAセメントと呼ばれる歯科用セメントを根管内に充填する方法です。
最新の治療技術
近年では、より精密で確実な根管充填を行うために、様々な最新技術が導入されています。
・マイクロスコープ
根管内を拡大して確認できるため、より精密な治療が可能です。
・CT
根管の形状や状態を立体的に把握できるため、より適切な治療計画を立てることができます。
・ニッケルチタンファイル
柔軟性のある素材でできたファイルを使用することで、複雑な根の形状にも対応でき、治療時の痛みを軽減できます。
3. 根管充填後の注意点
根管充填後、数日間は痛みや腫れが生じることがあります。 これは、治療による炎症反応であり、通常は自然に治まります。 痛みや腫れが続く場合は、歯科医師に相談してください。
痛みや腫れ、再感染を防ぐために
根管充填後、再感染を防ぐためには、以下の点に注意する必要があります。
・清潔な口腔環境を保つ:歯磨きやうがいを丁寧に行い、口腔内を清潔に保ちましょう。
・硬いものを噛まない:治療した歯は、一時的に弱くなっているため、硬いものを噛むのは避けましょう。
・定期的な歯科検診を受ける:定期的に歯科検診を受け、根管充填の状態を確認してもらいましょう。
4. 根管充填の期間と費用
根管充填の期間は、症例によって異なりますが、通常は数回程度の通院が必要です(根管治療の治療回数について詳しくはこちら)。 費用は、根管治療全体で保険適用となる場合と、自費診療となる場合があります。
治療の流れと保険適用について
治療の流れ
1.診断:レントゲンやCTなどの検査を行い、根管の状態を詳しく確認します。
2.根管形成:感染した歯髄を取り除き、根管内を清掃・消毒します。
3.根管充填:根管内を緊密に封鎖します。
4.経過観察:治療後、定期的に経過を観察し、再感染がないかを確認します。
費用
根管治療の費用は、治療する歯の種類や根管の数、治療方法によって異なります。 保険適用となる場合は、比較的安価で治療を受けることができます。 自費診療となる場合は、費用が高額になることもあります。
※成功率の観点から、当院での根管治療は自費診療となります
5. 根管充填のQ&A
Q:根管充填後、痛みは続きますか?
A:根管充填後、数日間は痛みや腫れが生じることがあります。 これは、治療による炎症反応であり、通常は自然に治まります。 痛みや腫れが続く場合は、歯科医師に相談してください。
Q:根管充填後、再感染することはありますか?
A:根管充填後、再感染する可能性はゼロではありません。 しかし、マイクロスコープやラバーダムを使用した精度の高い治療と適切なケアを行うことで、再感染のリスクを減らすことができます。
Q:根管充填後、どのようなことに注意すれば良いですか?
A:根管充填後は、清潔な口腔環境を保ち、硬いものを噛むのは避け、定期的な歯科検診を受けるようにしましょう。
根管充填は、根管治療の最終段階であり、治療の成否を大きく左右する重要なステップです。 適切な根管充填を行うことで、細菌の再感染を防ぎ、歯の寿命を延ばすことができます。 根管充填について、ご不明な点や不安な点があれば、歯科医院へご相談してください。