【お悩み解決】根管治療Q&A!
こんにちは^^千葉県で成功率の高い根管治療をしている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニック🦷です。
みなさん年末年始休みはゆっくりできましたか?私は3日ほど全く家から出ない廃人生活を楽しんでおりました。本をたくさん読みたいな〜と思っていたんですが、なんだかんだ1冊しか読めず…ですが、家でゆったりできたので良いお休みでした✨
さて本日は、患者さんからよくいただく根管治療に関するご質問にお答えしていきます。歯の神経の治療である根管治療は、歯を残せるか残せないかの最後の砦の治療ですが、日本の根管治療の成功率は20%〜40%ととても低いです。歯の神経の治療が必要になった際は、根管治療を得意としている歯医者を選びましょう。
Q.根管治療が必要な理由は?
虫歯によって歯の内部の神経や血管がある組織「歯髄」に感染が及ぶと神経の治療である根管治療が必要になります。虫歯だけでなくや転んだりぶつけたりした際に歯髄に影響が及んだ場合も根管治療が必要になります。感染が進むと、激しい痛みや腫れといった症状が現れることがあります。放置すると、炎症が顎の骨に広がり、最悪の場合抜歯に至る可能性があります。
Q. 根管治療が必要な症状やサインは?
以下のような症状が見られる場合、根管治療が必要になるかもしれません:
強い痛み:温かいものや冷たいものを飲食したときに強い痛みが続く。
歯茎の腫れ:歯茎が赤く腫れたり、膿がたまる。
変色:歯が特に黒ずんでいる場合。
鼓動する痛み:ズキズキとした拍動する痛み。
これらの症状が見られた場合は、早めに歯科医を受診してください。
Q.根管治療のプロセスは?
診断と計画:レントゲン撮影などを行い、審査・診断を行い、治療の計画を立てます。
麻酔:歯の周りに局所麻酔を施し、治療中の痛みを抑えます。
根管の拡大と洗浄:感染している歯髄を取り除き、歯の根っこ(根管)の中をきれいにして形を整えます。
根管充填:根管を十分に洗浄した後、充填材で根管内を密閉します。
被せ物の装着:最後に、歯全体を補強するために被せ物を装着することが一般的です。
Q. 根管治療はどのくらいの期間で終わりますか?
歯の状態や根管の数、通院頻度などによって異なりますが、一般的な根管治療では7〜8回が治療回数の平均と言われています。回数が多ければ多いほど良い治療ができているというわけではありません。むしろ回数がかかっているということは、歯の根っこの形が複雑なため治療が難しいケースもあります。
当院では、1回60〜90分のお時間をいただき1〜3回で根管治療が終わることがほとんどです。
Q.根管治療は痛いの?
ほとんどの場合、麻酔をするので治療中に痛みを感じることは少ないです。ただし、治療後に一時的な歯の痛みや圧痛を感じることがありますが、これは通常、数日以内に収まります。
Q. 根管治療は保険適用ですか?
保険が適用されます。
ですが成功率などの観点から、当院では自費診療でのみ根管治療を行なっております。
Q. 根管治療後は、歯がもろくなりますか?
根管治療によって歯が薄くなるのでもろくなります。しかし、適切な支台築造(土台)や質の高い被せ物によって長持ちさせることが可能です。
Q.根管治療後に再感染することはありますか?
以下の原因で再感染が起こる可能性があります。
不完全な消毒:根管内に感染源が残っている場合
クラウンや詰め物の破損:被せ物が割れたり、質が悪い場合、細菌が再び侵入する可能性がある
保険診療で行う日本の根管治療の成功率は20~40%ほどしかなく、半分以上の歯で痛みや腫れなどの症状が再発しています。一方、自費診療での根管治療では治療に使うお薬や器具、材料、治療時間が異なるため、高い成功率が期待できます。
Q.治療後のケアやメンテナンスは必要ですか?
定期的なメンテナンスを行うことで、根管治療をした歯も長く健康に保つことができます。
口腔衛生の徹底:適切なブラッシングやフロスを行い、口内を清潔に保ちましょう。
定期的な歯科検診:定期的に歯科医院を訪れ、メンテナンスを行うことで根管治療した歯を長持ちさせることはもちろん虫歯、歯周病の予防や早期発見にも繋がります。
Q. 妊娠中でも根管治療は受けられますか?
妊娠中でも、緊急性の高い場合は根管治療を受けることができます。ただし、安定期での治療が推奨されますので、事前に歯科医師と相談しましょう。
Q.根管治療に代わる治療法はあるの?
根管治療の代替として、最も一般的なのは抜歯です。しかし、これは最終手段とされており、歯が保存可能な場合はできるだけ根管治療を選択することが推奨されます。歯を失うと、咀嚼機能の低下、顎骨の変形、他の歯の移動などが生じる可能性があるため、自分の歯を維持することが重要です。
Q.将来を見据えて、根管治療を受けるべき場合とは?
歯の保存を目的とする場合、根管治療が第一選択となります。歯を抜くと機能的および審美的な問題が生じるため、可能な限り歯を残す選択として根管治療が推奨されます。ただし、歯の状態によっては抜歯を選択せざるを得ない場合もあります。その際は入れ歯やインプラント、ブリッジが必要となります。
以上が根管治療に関する主なQ&Aです。歯の健康を保つためには定期的な検診と、気になる症状がある場合には早めの対応が大切です。歯科医師としっかりコミュニケーションを取り、安心して根管治療を受けましょう。