こんにちは!千葉の根管治療スペシャリストの歯医者 陽光台ファミリー歯科クリニック 理事長 渡辺です。

今日は、根管治療、特に「一度治療したのに、また悪くなっちゃった…」という場合の再治療について、2つのポイントに絞ってお話したいと思います。

  1. 根管治療の「失敗」って?
  2. 再治療って、どんなことをするの?

それでは、順番に見ていきましょう!

1. 根管治療の「失敗」って?

「失敗」という言葉、ちょっとドキッとしますよね。でも、実は根管治療の場合、「失敗」と一言で言っても、色々なケースがあるんです。

  • 治療はうまくいったけれど…
    • どんなに丁寧に治療しても、どうしても治らないケースがあります。
  • こんな症状が出たら要注意!
    • 治療後に痛みや腫れが引かない
    • 膿が出たり、できものができたりするサイナストラクト

これらの症状が出た場合、「もしかして…」と思うかもしれません。でも、全部が全部、歯科医師の責任というわけではないんです。

原因は色々

  • 歯の形の複雑さ
    • 歯の根っこは、人によって本当に色々な形をしています。複雑な形をしていると、どうしても治療しきれない部分が出てきてしまうことがあります。根管
  • 細菌の種類
    • 歯の中には、たくさんの種類の細菌がいます。中には、なかなか退治するのが難しい細菌もいます。
  • 生活習慣
    • せっかく治療しても、毎日の歯磨きがきちんとできていないと、また細菌が入り込んでしまいます。
  • 被せ物の問題
    • 被せ物と歯の間に隙間があると、そこから細菌が入り込んでしまうことがあります。これは、何年も経ってから起こることも…。前歯治療前
  • 唾液の侵入
    • 治療中に唾液が歯の中に入り込んでしまうと、細菌感染の原因になることがあります。

このように、根管治療がうまくいかない原因は、本当に様々です。「失敗」と一言で片付けられない、奥深い問題なんです。

2. 再治療って、どんなことをするの?

もし、根管治療がうまくいかなかったら、再治療が必要になります。基本的な流れは、最初の治療とほとんど同じです。

  1. 被せ物や詰め物を外す
  2. 根の中をきれいにお掃除
  3. お薬を詰めて、細菌の侵入を防ぐ
  4. 土台を作って、被せ物を被せるラバーダム

再治療の成功率は?

残念ながら、再治療の成功率は、最初の治療に比べると低くなってしまいます。特に、最初の治療の質が良くなかった場合は、さらに成功率が下がってしまいます。だからこそ、最初の治療がとっても大切なんです。

もしも再治療でも治らなかったら?

再治療でも治らない場合は、外科的な治療が必要になることもあります。

治療後のチェックも大切!

治療が終わってからも、定期的に歯科医院でチェックしてもらいましょう。レントゲンを撮ることで、再発していないか確認できます。

まとめ

  • 根管治療がうまくいかない原因は、色々ある
  • 再治療は、最初の治療よりも成功率が低い
  • 最初の治療が、何よりも大切!
  • 治療後も定期的な検診が重要

根管治療について、何か不安なことがあれば、いつでも陽光台ファミリー歯科クリニックにご相談くださいね!

根管治療に関する情報
このブログでは、他にも根管治療に関するさまざまな情報を発信しています。ぜひ、他の記事も参考にしてみてください。

医師紹介

理事長 渡辺 泰平(歯学博士)

資格

PERF-JAPAN講師(根管治療)

MicroPe​x Hygienic Laboratory講師(歯周病治療)

Karl Kaps Germany 認定講師(マイクロスコープ)

日本・アジア口腔保健支援機構 第二種感染管理者検定講師

日本顎咬合学会 認定医

日本アンチエイジング歯科学会

認定医日本健康医療学会 認定医

日本・アジア口腔保健支援機構 第一種感染管理者

健康医療コーディネーター

陽光台ファミリー歯科クリニック