根管治療後の再発、放置するとどうなる?千葉で根管治療を得意とする歯医者が徹底解説
こんにちは^^千葉で成功率の高い精密根管治療をしている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです。
昨日、しながわ水族館に行ってきました。大好きな深海生物展をお目当てに行ったのですが、ちょうど昨日2月20日はしながわ水族館で生まれたゴマフアザラシのしぶきくん🦭1歳のお誕生日だったようです!
しぶきくんがいる水槽の前には、カメラを持ったしぶきくんファンの方々がたくさんいらっしゃいました。私も隙間から、飼育員さんと遊んでいるしぶきくんの可愛い姿を拝ませていただきました♡実は最近、アザラシの可愛さにハマってしまい、ひっそりとグッズを集めていたりします^^特に赤ちゃんの頃の真っ白いアザラシはたまりません!!!やっぱり水族館って最高だな〜と癒された1日でした。
さて本日のブログは、過去に根管治療をした歯が痛みや腫れなどが再発してしまった際に、治療をせず放置してしまったらどのようなリスクがあるのか詳しく解説していきます。
根管治療とは、虫歯が進行して歯の神経まで達してしまった場合や、歯の神経が死んでしまった場合に行う治療です。歯の中の感染した神経や細菌を除去し、特殊な材料で詰めることで歯を残す重要な治療方法です。
再発とは、この根管治療を行った後に、再び痛みや腫れといった症状が出現することを指します。根管治療の再発について詳しくはこちらをご覧ください。具体的な症状としては、噛んだときの違和感や痛み、歯ぐきの腫れなどがあります。
再発の主な原因としては、以下が挙げられます。
・根の中に残された細菌が増殖
・根の先端まで十分に治療できていないケース
・歯の根に細かい亀裂が入っている
・詰め物や被せ物からの細菌の侵入
これらの問題により、一度根管治療した歯であっても再び炎症が起こり、症状が現れることがあるのです。
根管治療の再発を放置すると…
根管治療の再発を放置した場合、様々なリスクが考えられます。
まず最も懸念されるのが痛みの悪化です。初期は軽度な違和感程度でも、放置することで激しい痛みへと進行する可能性があります。特に夜間に痛みが出ると眠れず、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。歯の根の部分に潜む細菌は、放置することで増殖を続けます。その結果、歯ぐきの腫れが悪化し、顔面の腫れにまで発展することもあります。また、感染が進むと、歯の根の周りに膿がたまり、膿の袋を作り顎の骨を溶かしてしまいます。
CT画像の赤い矢印部分が、根管治療後の再発により、根っこの先にできた膿の袋により顎の骨が溶かされてなくなってしまっている場所です。
根管治療をした歯が痛む、腫れといった症状が出たら?
最も重要なのは、早期発見・早期治療です。再発の初期症状である軽い違和感や、噛み合わせ時の不快感を感じたら、できるだけ早く歯科医院を受診することをお勧めします。
受診のタイミングとしては、以下のような症状が現れたら歯科医院を受診しましょう。
・噛むと痛む
・歯ぐきが腫れている
・顔が腫れている
・膿が出る
再発時の治療方法は、症状や原因によって異なります。多くの場合、再度の根管治療(再根管治療)が必要となりますが、最新の治療機器や技術により、より精密な治療が可能になっています。
再根管治療を行う際には、根管治療を得意とする歯科医院にて治療することを強くおすすめします。1度根管治療をした歯は、初めて根管治療をする場合に比べて、治療の成功率が低くなります。保険診療で根管治療の成功率は50%以下ですので、再度成功率の低い治療を行なっても治らず抜歯となってしまう可能性が非常に高いです。
根管治療を得意とする歯科医院の特徴
・マイクロスコープを使用している
マイクロスコープは、治療部位を高倍率で拡大できる歯科用の顕微鏡です。マイクロスコープを使用することにより肉眼では見ることができないような細かな根管の形状や、残存している感染源を正確に確認し、治療することができます。
・ラバーダムを使用した根管治療
ラバーダムとは治療を行う歯とその他の部位を隔離するために行う薄いゴム製のシートのことです。ラバーダムを使用することにより、治療部位に様々な細菌が侵入することを防いでくれ、無菌状態で治療を行うことが出来ます。
・CTを使った正確な診断
CTでは骨の厚みや深さなど0.1ミリ単位で正確に測ります。通常のレントゲンでも大まかな判断は可能ですが、CTをはより細かな病変も発見でき、正確な診査・診断に繋がります。
・歯科医師の高い技術
いくら最新の機器を導入していても、道具が根管治療をしてくれるわけではありません。多くの症例を経験しているかなどの処置実績や講演実績、セミナー受講頻度、所属学会などが大事になってきます。HPなどで調べることが重要です。
根管治療の再発は決して珍しいものではありませんが、放置することで深刻な問題に発展する可能性があります。痛みの悪化や感染の拡大、さらには全身への影響まで、様々なリスクが存在します。
再発を放置してしまう理由は、時間的・経済的な制約や治療への不安など、様々です。しかし、早期発見・早期治療が何より重要です。違和感を感じたら、すぐに歯科医院を受診することをお勧めします。
また、定期検診や適切な口腔ケア、健康的な生活習慣の維持により、再発のリスクを低減することができます。かかりつけの歯科医院で定期的なチェックを受けることで、お口の健康を長く保つことができます。
歯の健康のために、少しでも不安を感じたら、躊躇せずに歯科医院を受診してください。早めの対応が、将来の大きな問題を防ぐ最良の方法です。