根管治療は終わらない?成功への鍵は「経過観察」
こんにちは!千葉県で根管治療後は必ず経過観察を行う歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニック🦷です。
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さて本日は、「根管治療後の経過観察」がテーマです。
根管治療を終えられた方、 歯の痛みから解放されてホッとしていることと思います。しかし、根管治療はこれで終わりではありません。経過観察が非常に重要です。
「経過観察?」と思われる方も多いでしょう。一般的な根管治療では、根管治療後は経過観察をせずにすぐ被せ物を入れます。多くの患者さんにとっては「根管治療が終わってすぐに被せ物が入ったので噛めるようになってよかった」と喜ばしいかもしれませんが、被せ物を入れた後に痛みが出てしまったらどうしますか?自費診療の被せ物をすでに入れていたらどうですか?再度根管治療が必要になってせっかくお金をかけて入れた被せ物を外さなければならなくなります。最悪の場合、抜歯となってしまうこともあります。
この記事では、根管治療後の経過観察の重要性について分かりやすく解説していきます。
経過観察の内容と目的
診察と問診
治療後の痛みや違和感、腫れなどの症状がないか確認します。
レントゲン撮影
レントゲンでは、根管の充填状態や歯の根っこの先の状態を確認します。必要に応じてCT検査を行うことで、より立体的なデータで審査・診断を行うことができます。定期的なレントゲンでの経過観察により、治癒の状態を確認することができます。
歯の状態や歯周ポケットの確認
歯の表面や歯周ポケットの深さを測ります。
経過観察の期間
一般的には、治療直後は3ヶ月ごと、その後は6ヶ月ごと程度に定期検診を行います。しかし、患者さんの状態や治療の難易度によっては、より頻繁な検診が必要になる場合もあります。例えば、歯周病がある場合や、治療が複雑であった場合は、より短い間隔での検診が必要になることがあります。定期的な検診を受けることで、小さな変化に早期に気づき、大きな問題に発展するのを防ぐことができます。
経過観察中に注意すること
治療後の歯は、天然の歯と比べて少しデリケートな状態です。そのため、以下の点に注意していただくことが大切です。
・痛みや腫れ: 痛みや腫れを感じたら、すぐに歯科医院にご相談ください。
・噛み合わせ: 噛み合わせに違和感を感じたら、歯科医院で調整してもらいましょう。
・定期的な口腔ケア: 正しい歯磨き方法を心がけましょう。歯間ブラシやデンタルフロスも活用すると効果的です。
・硬いものの咀嚼: 治療した歯で硬いものを噛むのは避ましょう。根管治療後の歯は薄くなっているため、歯が割れてしまう可能性があります。
・定期的な検診: 定期的な検診を受けることで、問題を早期に発見し、適切な処置を受けることができます。
当院での根管治療後の経過観察について
当院では、根管治療後には必ず経過観察を行います。経過観察中は仮歯を入れて、治療をした歯に問題がないことや噛み合わせの確認を行います。経過観察の期間は、3,4ヶ月〜1年と患者さんの歯の状態によって異なり、数ヶ月に1度レントゲンを撮影し、根の先の膿の袋によって溶かされてしまった顎の骨の再生を確認します(根管治療の治癒について詳しくはこちら)。レントゲンで治癒が確認できたことや患者さんご自身の症状がないことの両方を確認してから最終的な被せ物が入りますので、被せ物を入れたあとに痛みがでることはほとんどありません。
当院での根管治療後の流れ
当院では、自費診療にて世界基準の根管治療を行っております。根管治療でお悩みの方は一度当院へご相談ください。