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根管治療に限らず治療を行う上でまず大事になるのは正確な診査・診断ではないでしょうか?根管治療を行う前にまずはCTによる正確な診査・診断を行います。今までのレントゲンと違い歯科用CTでは骨の厚みや深さなど0.1ミリ単位で正確に測ります。通常のレントゲンでも大まかな判断は可能ですが、CTを導入することにより、より細かな病変も発見できるようになりました。このデータを基に正確な診査・診断を行い、綿密な治療計画を立て治療を開始致します。
マイクロスコープは、治療部位を高倍率で拡大する歯科用顕微鏡です。根管内はとても複雑に入り組んでいます。CTによる正確な診断を行なっても正確な治療が行えないと意味がありません。しかしこのマイクロスコープを導入している歯科医院は全国で3%〜4%ぐらいと言われています。当院では最大27.9倍まで拡大できるマイクロスコープを導入しています。このマイクロスコープを使用することにより。患者様の大切な歯を抜歯すると言う最悪なシナリオを回避出来る可能性が高まりました。また、拡大して治療出来るだけでなく、治療を記録する事が出来ます。これにより患者様への説明がより具体的に分かりやすく行うことが可能になりました。
ラバーダムを使用した根管治療を受けた経験のある方はおそらく少ないのではないでしょうか。このラバーダムとは治療を行う歯とその他の部位を隔離するために行う薄いゴム製のシートのことです。唾液には耳かき1杯で多い方で1億匹の細菌が潜んでいると言われています。根管治療で大切なことは「根管内の細菌を出来るだけ除去すること」と「新たな細菌を根管内に侵入させないこと」です。これはもちろん治療中にも細菌の侵入について細心の注意を払わなければなりません。をの上でこのラバーダムを使用することにより、治療部位に様々な細菌が侵入することを防いでくれ、無菌状態で治療を行うことが出来ます。欧米では一般的な処置となっていますが、ここ日本では5%程の歯科医院でしか使われていないと言われています。ラバーダム使用により治療の成功率が上がると言うデータも出てきています。当院では可能な限りラバーダムを実施致します。ラバーダムは根管治療を行う上で欠かせない存在と言えるのではないでしょうか。
ここまでCTを使用した正確な診査・診断と、マイクロスコープ、ラバーダムを使用した的確な治療について説明してきました。しかし、それら最先端の機器を使いこなしても大事な技術や経験がないと意味がありません。当院で行う根管治療は全て院長である渡辺泰平が責任を持って担当させて頂きます。渡辺は根管治療に関する研究・研修を行うPERF-JAPANの講師を務め、様々な症例と経験を積んでいます。また様々な最先端の知識や機器に触れています。通常の根管治療では治すことが極めて困難な場合、抜歯の選択肢が一般的になります。しかし、そのような場合でも根管治療や「歯根端切除・意図的再生法」などの外科的処置にて可能な限り大切な歯を残せるよう努めていきます。
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