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ご自身の歯を残す為には、精密な根の治療が必要ですが、同時に綺麗になった歯の中に再度細菌などが入らないようにする為の被せ物も大事になっていきます。封鎖性が悪いと、隙間から細菌が入り虫歯になってしまったり、被せ物内部の虫歯は根尖性歯周炎の発症・再発のリスクが上がります。良く聞く銀歯は歯垢が付きやすく、錆びるので隙間ができやすいです。また、銀歯は封鎖性を良く作ることが出来ない為にリスクが大きくなります。
右の図を見て頂くと、歯の中の治療(歯内治療)と同時に被せ物(歯冠修復)が重要な事が分かるかと思います。どんなに良い治療をしたからと言って、被せ物によって治癒が44.1%まで下がってしまいます。当院では精密な歯内治療と正確な歯冠修復により成功率の高い根管治療を提供しています。
歯科治療
歯冠修復
根尖部治癒が良好
◯
91.4%
×
44.1%
67.6%
18.1%
右の写真は上の写真が治療後の状態、下の写真2枚が術前の状態です。青い丸は膿の袋になります。これの影響により顎の骨に穴が空いてしまっています。根管治療後、数ヶ月間経過観察をしていると歯の根と骨との間にくっきりと細目が現れ、顎の骨に空いてしまっていた穴が治ってきている事が確認できます。これが根管治療の治癒・成功です。ただ必ずしも顎の骨の穴が完全に消える必要があるかと言われればそうでもありません。なかには不完全治癒と言って治療前より顎の骨の穴が小さくなりますが、小さな状態で残る治癒形態もあります。ただどちらの状態にしても、経過観察と確認は必ず必要です。
ほとんどの歯科医院では根管治療後、経過観察などは行わず、すぐに土台や被せ物をしてしまいます。数ヶ月後に再度レントゲンを撮り、治癒の確認などは行いません。その為に根管治療をして違和感が消えない、被せ物を入れたら痛くなった、など問題が出てきやすい事になります。これが保険治療での根管治療は成功率が低いと言われている理由です。
当院では根管治療後、仮歯を入れて経過観察を行い、治癒や仮歯が問題なく使えているか確認した後で、しっかりとした精度の高い被せ物を入れるようにしています。
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