根管治療 – 痛くない・痛みの少ない治療
みなさんこんにちは。千葉県の内房エリアでマイクロスコープを使った精密根管治療をしている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです。
先月から行なっているクリニックの増築工事が着々と進んでいます。工事の進捗は陽光台ファミリー歯科クリニックのホームページにてご報告していますので、よろしければお時間があるときにご覧ください^^
さて、当院が得意としている根管治療は歯の治療の中でも特に恐れられがちなものの一つです。今回は、根管治療の痛みや恐怖心を和らげる方法について詳しく解説していきます。
根管治療とは?
根管治療とは、歯の内部に感染が広がった場合に行う治療方法です。歯の内部には神経や血管が通っていますが、これらが感染や炎症で傷つくと、激しい痛みが伴うようになります。根管治療はわかりやすくいうと、虫歯で死んでしまった神経を取り除く治療です。
根管治療の流れ
根管治療は以下のような流れで行われます。
①診査・診断
②麻酔注射
③感染した組織の除去
④根管の消毒・洗浄
⑤根管の充填
⑥詰め物・被せ物
まず、レントゲン撮影などで診査・診断を行います。治療前には痛みを和らげるために麻酔注射を行います。その後、感染した神経組織を丁寧に取り除き、根管内部を消毒・洗浄したのちに根管の中にお薬を充填します。最後に、詰め物や被せ物を装着して、歯の機能を回復させます。
痛くない・痛みの少ない根管治療
根管治療に限らず「痛くない」治療というのは全身麻酔下でない限り、基本的にはありません。痛みの感じ方は患者さんに一人ひとりによって異なります。しかし、痛みを最小限に抑えるために歯科医院では様々な工夫を行っています。
当院で行なっている根管治療中の痛みを和らげる工夫
①表面麻酔
麻酔の針が刺さる痛みを抑えるために表面麻酔から始めます。
②麻酔針は細いものを使用
細い麻酔針で痛み最小限に抑えます。
③温めた麻酔薬
体温と同じくらいの温度に温めた麻酔薬を使用しています。
④電動注射器でゆっくり一定の速度で注入
電動注射器を使用することで、麻酔薬の注入圧による痛みを抑えます。
⑤マイクロスコープを使った精密根管治療
マイクロスコープを使って高倍率で根管内を拡大してしっかり”見ながら”治療することで、歯に穴をあけてしまうこと(パーフォレーション)などを防ぎ、痛みを抑えつつ精度の高い治療が可能です。
痛みの少ない根管治療のために患者さんができること
根管治療に限らず治療の痛みを抑える、和らげるために患者さんご自身ができることがあります。それはリラックスすることです。過度に緊張したり、治療は痛いものと思い込んでいると痛みが増して感じたり、痛くなくても痛いように感じてしまいます。歯医者が苦手であったり治療に不安を持っている方にはなかなか難しいことかもしれませんが、この知識を持っているだけでも少しは安心できるのではないでしょか?
まとめ
適切な麻酔、丁寧な治療など、様々な工夫によって痛みを最小限に抑えることができます。さらに、マイクロスコープの導入によって、根管治療以外の治療でも低侵襲で効率的な治療が行えるようになっています。
歯科治療の痛みを抑える最大の方法は、治療が必要ないように予防することです。定期的に歯科医院へ通い、メンテナンスを受けることがとても大切です。